中川英二郎 / エリック・ミヤシロ / 本田雅人

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ークに親子で音楽を楽しめる「丸の内ミュージックフェス」。初日の5月3日(火・祝)、東京国際フォーラムホールCには、中川英二郎(トロンボーン)×エリック・ミヤシロ(トランペット)×本田雅人(サクソフォン)というブラス界のトップ・プレーヤーによる最強トリオ「SUPER BRASS STARS(SBS)」が、今回のためにメンバーを加えた「SBS XXL EDITION」として登場する。中川英二郎に聞いた。
「2年前、クラシックのアンサンブルのように、管楽器三人だけでやってみようと始めたのがSBSです。それを今回は、原点回帰というか、少し大きな編成のジャズのスタイルと融合させる。リズム隊を入れ、さらにラージアンサンブルのように、トランペット、トロンボーン、サックスを一人ずつ足して編成しました。XXL=ダブル・エクストラ・ラージ・サイズのSBSです」
曲目は当日のお楽しみだが、客席を楽しませようと手ぐすねをひいている。
「いろんなジャンルの音楽をやってみたいと考えています。ファンクやフュージョンに近い音楽になるので、思わず立ちあがって手拍子しながら聴きたくなるんじゃないかと思いますよ。今は声は出せませんが、楽しいと感じたら曲の途中でも拍手してくれていいんです。ジャズは“コール&レスポンス”のある世界。聴いている人と一緒に作っていくというのが醍醐味です。リラックスして、みなさんも拍手などで自由に表現してください」
映像や照明も加わって、派手なステージになりそうだ。
「わりとオーセンティックなジャズやクラシックの世界ですが、そういうものを取り入れていくのが僕は好きなんです。音と色と照明がきちっと合った瞬間に視覚からもすごく情報が入ってきて、面白くなると思います」
部活などで楽器を吹く吹奏楽少年少女にもぜひ足を運んでほしいと話す。
「吹奏楽の子たちは、自分たちでは演奏はするのに、コンサートを聴きに出かけることが少ない。未来のプレーヤーには、本物を目の前で聴く体験は大事です。僕もジャズ・トランペット奏者だった父の影響で4歳の頃からジャズ・クラブに入り浸っていました(笑)。ホールなら環境もいいし、東京国際フォーラムに足を運ぶだけでも、フェスの雰囲気を楽しめる時間になりますから、ぜひ! 音楽以外の楽しみもいろいろあります。僕もしょっちゅうあそこで演奏しますけど、行ったら必ずシェイクシャックでバーガーを食べてます!」
(宮本明)