現役モデルのリラックス法&美容法&健康法は?

撮影/小嶋文子

――お休みの日は何をしているときが一番楽しくリラックスできていますか。

今はゲームです。一人でゲームをしている時間が楽しいですね。育成系も戦闘系も好きで、ときどき仲間と一緒に対戦できる系のもやるんですけど、その場限りの知らない人たちと楽しんでいます。

あとは家族と出かけることですね。出かけると言っても近所のスーパーとか、家電量販店とかで、そこから家に帰ってきて一緒にご飯を食べながらおしゃべりするとかが楽しいです。家族は遠慮なく一緒に過ごせる存在です。

さっきゲームを一人でしているときが楽しいって言いましたけど、もともと一人になるのはあんまり好きじゃなくて(笑)。矛盾しちゃってるんですけど、友だちと話すのも好きだし。だから今は両立というか、ゲームと家族の両方あるのがいいかな。

撮影/小嶋文子

――莉菜さんはモデルのお仕事もされていますが、美容や健康のために何かやっていることはありますか。

日常的にやっているのはエスカレーターを使わずに階段を使うとか、信号待ちで止まったときはつま先立ちをするとか、生活をしながらできることです。

美容系で言うと、肌の調子が良くないことが続いたときは、一旦、全部顔に塗っているものをやめて数日間過ごすというのをやっています。自然体でいることで肌が元通りになる気がします。

それから皮膚科で診てもらうこともしています。皮膚科で出してもらえるビタミン剤は自分に合ったものを処方してくれるのですごく効きます。ニキビとかの吹き出物もできにくくなるし、もし肌で悩んでいる同年代の人がいれば、一度、病院に行ってもらうのもおすすめです。

あとはダイエット法として合っているかはわからないのですが、本当にお腹がすくまで食べないというのをときどきしています。私はご飯を食べることが大好きで、お菓子も好なので、自分で「食べ過ぎたかな?」と思ったときは、次の日は食べるのを控えめにするとか。

基本的には一日三食、バランス良く食べるようにはしているんですけど、ちょっと落としたいな、というときは、朝起きて、別にそんなにお腹がすいてなかったら「お腹空いたな」って感じるまで食べない。それで体形維持ができているので、私には合っているのかなって思っています。

撮影/小嶋文子

――最後に本作を通して観てくださる方にどんなことが伝わったらいいな、と思っているか聞かせてもらえますか。

この作品はクルドという国やルーツをテーマにしてはいるのですが、サーリャが感じている悩みや苦しみはクルドとは関係なく共感できる部分も多いと思うんです。

サーリャはクルド人だから、その人たちのためにお願いごとを聞いてあげていたりもしますけど、そういうふうに家族や誰かのために苦労をしている人はいると思うし。

クルド人だから大学受験も諦めなくていけない状況に追い込まれていますけど、それはまた違う理由でそういう状況の人もいると思うし。よく見てみると日常で誰でも経験するような問題や壁について描かれているんです。

それから私自身がこの作品を通してクルドの民族のことや習慣とか、いろんなことを知るきっかけになったので、観てくださった方々も自分自身と重ね合わせつつ、周りにこういう人たちがいるんだ、ということを知るきっかけになってくださったらうれしいな、と思っています。


写真撮影ではクールな表情も見せてくれましたが、インタビュー中は常に笑顔でお話をしてくださった莉菜さん。特にご家族のお話をされるときは、本当に楽しそうでした!

物語としては少しシリアスな テーマもありますが、莉菜さんもお話してくれたように「クルドとは関係なく共感できる」ものにもなっています。「難民」と言う言葉に、少なからずとも関心を持つ人が増えた今、改めて、本作からのメッセージを少しでも多くの方に劇場で感じていただけたらと思います。

作品紹介

映画『マイスモールランド』
2022年5月6日(金)全国ロードショー