「同僚たちに『素っ気ない』とか『愛想がない』とか言われている女性社員がいるのですが、話してみると人の軽口に乗ってこないというか、冗談で『私は~』と自分をネタにしないだけで、しっかりしているよなと思いました。
自分のプライベートを打ち明けあうのもコミュニケーションだとは思うけれど、そういうのが苦手な人もいるだろうし、彼女は相手の話はちゃんと聞いて言葉を返しているのですよね。
自分の期待通りのリアクションがないからって、『つまらない』とか言う同僚たちもどうかと思いました。
どちらかといえば俺も彼女と同じで、プライベートを何でも話すのは控えたいタイプ。
彼女とは昼休みとか時間があるときにちょっと世間話をするのですが、お互いに踏み込んでこないのがわかっているので安心して話せる気がします。
先日、お弁当について話していて、『私は豚の生姜焼きが好きで、週に一回は作るんです』と彼女がぽろっと漏らすのがかわいいなと思いました。こうやって思わず出る、くらいの距離感が楽しいですよね。
自分のプライベートをどう扱うか、考え方が同じ女性は職場でも接しやすいと感じます」(29歳/セールス)
同じ職場であっても自分のプライバシーを披露するのはちょっと、と考える人は多いもの。
こちらの女性は、職場の人と仲良くしたくないのではなく、自分のスタンスを守って接している姿勢が同じ価値観の男性に響くのですね。
親しくなれば出せるプライベートもあるわけで、そんな距離感を大切に感じられるつながりが信頼の土壌に。
「感覚の相性の良さ」は、普段の会社での過ごし方でわかるといえます。