絶対に眠いはずなのに、なぜか素直に寝てくれないのが0歳児。
抱っこしてゆらゆらとあやしても、子守歌を歌っても一向に寝る気配なし!
でも、保育園での様子を聞くと、意外とすんなり眠ることが多いとか…。
一体、どんな魔法が!? 背中をトントンが有効? 強さは? リズムは? その他、プロの保育士さんはどんな裏技やテクニックを使っているの?
現役の保育士で40万人ものフォロワーを抱える“カリスマ保育士”てぃ先生に0歳児の寝かしつけについて質問しました!
園児たちの日々のキュートな言動をを書籍にまとめた『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ刊)が漫画化、アニメ化され、加えて、保育および保育園の在り方についても積極的に提言を行ない“カリスマ保育士”として支持を集めているてぃ先生。
現役保育士として日々、園児たちと接し、当然、お昼寝の時間には寝かしつけもしているが、そんなてぃ先生が実践している寝かしつけのテクニックは?
狙いは子どもを安心させるということ
――小さい子ども、特に0歳~1歳児を持つお母さん、お父さんの悩み、苦労のひとつに家で子どもを寝かしつけようとしても、なかなかすんなり眠ってくれないというのがあります。
保育園の先生は、よくトントンと子どもたちの腰や背中をたたいてあげることで、すぐに寝かしつけてしまうと言われていますが…。そのあたりのコツやテクニックをぜひお伺いしたく!
ひとつお伝えしたいのは「こんな風にトントンをしてあげたら1分で寝ます」という感じの、魔法のような方法として捉えられているとしたら、そんな便利なやり方はないということです。
トントンでも子守歌でも、どんなやり方であれ、狙いは子どもを安心させるということなんです。
――安心させる?
大事なのは、その子にとって何をしてあげるのが、一番安心できるかということですね。
手を握ったり、ほっぺたをなでてあげたり、お腹や足を温めるとか、必ずその子に合った安心があるんです。実際、僕も必ずしも全員にトントンをしているわけじゃありません。
中には「トントンして」という子もいますけどね。
――つまり、自分の子がどうしたら安心できるのか? その方法を探すのが大事だと?
親御さんは、ご自身の思い出の中で、親がどんなことをしてくれたら安心したかを思い返してみてください。もちろん、乳幼児期のことは覚えてないかもしれませんが、それ以外の時期でもいいです。
手を繋いでもらったら安心できたとか、頭をなでてもらうとホッとしたとか、何かあるんじゃないでしょうか?
そういう安心材料をトライされてみるのが、実は一番効率的な方法じゃないかと思いますね。