「同棲中の彼氏との関係はうまくいっていて、付き合って3年、同棲して2年半とそろそろ結婚を意識するような時期でした。

一緒に過ごしていると、彼氏がスマホの画面を下にして置いていることに気づいたんです。数回なら特に気にならなかったと思いますが、いつもなんです。わざとだなって思いました。

そこで彼はお酒を飲んだ後はまったく起きなくなるのでそのときにLINEを確認すると、1つだけミュートになっている女性の名前を発見したのです。

イチャイチャしている内容のトーク画面を、動悸を抑えながら撮影して、翌日の仕事終わりに問い詰めました。

そしたら、『取引先の女性で、仕事をとるためには仕方なかった。そんなことで仕事をとってこいっていう会社なんだ』と会社のせいにしたんです。

私は『そんな会社おかしい。抗議しに行く』と伝えると、『上司の独断だった』と付け加えて阻止しようとしてきました。そこで、その場で彼氏の職場の共通の知り合いに電話しようとしたところ、最後は認めて土下座して謝られました。

会社のせいにした時点で一気に冷めたので、それで終わりです」(29歳/人事)

なぜそんなにすぐバレる嘘をつくのか、そんな嘘でなぜ逃げ切れると思っているのか、咄嗟の言い訳は振り返ると不思議なことばかりです。

女性は普段の男性の行動を意外と覚えているもの。それは愛情があるからなのに、浮気に気づくきっかけになってしまうなんて皮肉なものですね。

フリーのライター・編集者。出版社で10年働いたのち独立。得意ジャンルは街ネタ、恋愛。お酒が大好き(ほぼ酔わない・酒豪)で、取材相手を飲みの席で見つけることが多い。