見えてきた彼氏の「本性」

彼について『女好きで有名だよ』と話してくれたジム友さんに思い切って相談すると、付き合っていることを初めて知った彼女は『え、そうだったの!?◯◯さんと付き合っているとばかり思っていた……』とその女性の名前を挙げて驚いていました。

私がジムに来ていないときに、ジムの駐車場でその人と楽しそうに話していたり、スマートフォンを見せあって笑い合っていたり、『だいぶ距離が近いから』恋人なのだろうと思ったそうです。

初めて聞く彼の姿に、ずっと寂しかったのが怒りになって『私がいないときにジムで別の女性と仲良くするのはやめてほしい』と彼にLINEを送りました。

すると、数時間後に届いた彼からの返事は『別れよう』で、突然の別れ話にパニックになりました。

理由を聞くと『◯◯さんを好きになった』とはっきり書かれていて、別れたくない私は

『嫌なことを言ってごめんなさい、悪いところは直すから、別れたくないです』

と必死に気持ちを伝えました。

会いたいと言っても『忙しいから』と断られ、話していくうちに

『別れないけど、◯◯さんと仲良くしても文句を言わないこと。不満があるなら別れる』

という“ルール”が決まっていました。

そのときの私は、何よりも関係が終わらずに済んだことが一番うれしくて、そのおかしさを考える余裕がなかったですね……。

「耐えるばかり」のお付き合いでも

ジム友さんに報告すると、『それって、彼女公認で浮気するってことじゃない。信じられない』と呆れたように言われました。

別れたほうがいいと説得されたけど、自分からお願いしたことだし、彼のことを諦めきれなくて。

彼とその女性が仲良くするところを見たくないので、ジムには行っていません。

連絡がない夜や約束を断られた週末は『あの人と会っているのだろうか』と不安になりますが、それをぶつければ『別れよう』と言われるに決まっているし、あまり考えないようにしています。

彼はお願いすれば会ってくれるしお泊りもしてくれるし、今は愛情を取り戻すためにがんばるしかないと思っています」(32歳/セールス)