何のためにお付き合いを続けるのか

上記のふたりは今も交際が続いていますが、状況としては「彼氏が自分以外の女性と仲良くする姿を見てもじっと耐える」ことが変わらず、不満も寂しさも伝えられない窮屈な関係です。

それでも彼女が別れられないのは「もう一度好かれたいから」で、“浮気する彼氏”であっても諦めることができません。

好きになったときの、男性の魅力に鮮烈な刺激を受けたことが忘れられず、「そんな男性に好かれる自分」を捨てられないのだな、と見ていると感じます。

ですが、すでに別の女性への関心ばかり強くする彼氏に執着したところで、本当にその願いは叶うのでしょうか。

「何のために交際を続けるのか」、もう一度現実をしっかり見つめることも重要です。

「浮気を許すこと」の覚悟

自分が別れたくないからと、彼氏の浮気を許す女性は大勢います。

「がんばっていれば、また好きになってくれる」と信じるのは悪いことでは決してないですが、その努力が本当に自分を幸せにしてくれるのか、彼氏が報いてくれるのかどうかまで考える姿勢を忘れてはいけません。

彼氏の浮気を許すことは、その後どんなお付き合いになるのか、「一方通行の努力でも文句を言わない覚悟」が必要です。

気をつけないといけないのは、許された彼氏のほうが「別れたくないと言ったのはそっちだから」と関係の主導権を握ることです。

愛情を取り戻したい彼女の気持ちを見ず、我慢する様子を放置する姿が果たして「恋人」として正しいものなのか、冷静に考えてみましょう。

浮気をされても別れることができないときは、「自分はどうありたいのか」の本音から目をそらさないことが肝心です。

また好かれたいのなら相応の努力は必要ですが、同時に「彼女がいながら別の女性に手を出す男性」を好きでいる価値は本当にあるのか、客観的に見ることも自分を救います。

何のためにお付き合いを続けるのか、誰のためなのか、彼氏に振り回されず自分の気持ちに集中する時間を持ちたいですね。