「ジムで知り合った人と不倫していたとき、身近な友人には相談できずにジムで仲のいい女性に悩みを相談しました。
いつも優しく謙虚な女性で、親しくなってふたりでお茶に行くような関係でした。
彼の姿を近くで見ているし私より前から在籍しているし、話を聞いてくれるだろうと期待したのは確かです。
あるとき、ランチに誘い『○○さんと付き合っていて』と打ち明けました。
『え、あの人結婚していたよね?』
と驚かれ、不倫であることも話したのですが、女性の顔がみるみる曇っていって。
『不倫は本当に、やめたほうがいいよ』
とだけ返され、不機嫌ではないけれどそれ以上話したくない雰囲気だったので仕方なく別の話題に移りました。
不倫が嫌いなのかも、話したのは失敗だったかなと思っていたら、次の日からジムで会ってもそっけない態度で距離を取られるようになって……。
胸がざわざわして、きっと不倫の話がイヤだったのだと『あんな話をしてごめんなさい』とロッカールームで謝ったら、
『私、元彼が結婚している女性と不倫していてね、すごく嫌な思い出があるの。
人のものに手を出すって最低だし、それに乗っかる男もまともとは思えない。
応援できなくてごめんね』
ときっぱり言われました。
女性は見たこともないような険しい顔をしていて、話したことを本当に後悔しましたね……。
それ以来、女性とはほとんど口をきくこともなくなりました。
不倫を教えてしまった上に敬遠されて、今も気まずい思いをしながら通っています」(34歳/セールス)
その人が過去にパートナーの不倫で苦しんでいたなんて、想像がつかないですよね。
それでも、不倫を嫌悪する人にとっては身近な人がやっている現実は受け入れがたいもの。
遠ざけられても文句は言えず、その場を去らないなら耐えていくしかありません。
不倫を嫌う人は多い可能性を考え、自分の話をする前に相手の価値観を聞いておくことが、こんな気まずい結末を避けられます。