憧れの人や、恋焦がれてきた人とゴールイン! というのは、この上なく至福なことですね。
しかし、夢中で恋をしていても、いつしかお付き合いを始めた当初とは別の関係になっていきます。恋は3年で終わるといわれるのもそのためです。
カップルの恋は次第に愛情に変わっていきますが、その大きなターニングポイントとなるのが新しい家族の誕生です。
そこで今回は、幸せな結婚が長く続く“運命の男性”のタイプを紹介します。
「“運命の男性”=好みのタイプ」ではない!?
夫は父親になり、妻は母親として二人は子供を慈しみながら育てていきます。新しい経験が増えていくたびに、かつて恋人だった二人が少しずつ夫婦になっていくといっていいでしょう。
もちろん子供がいないカップルも、互いの変化に寄り添いながら、家族愛を培っていくことでしょう。これも結婚の醍醐味です。
恋する人と結婚してから長い道のりが始まります。人の気持ちは変わっていくので、長続きする関係を築いていくためには、お互いの努力や歩み寄りが必要ですね。
そのためにも、結婚前から長続きする秘訣を知っておくことが大事です。
ここで気をつけたいのは、結婚してから長続きするタイプというのは、自分の好み、つまり好きなタイプの男性のことを指すのではなく、「自分にとって相手がどのような存在か」という観点が必要です。
幸せな結婚が長続きする男性のタイプは3つ
長続きするタイプは大きく分けて次の3つです。人によっては2つ以上重なるかもしれません。
- 素直になれる人
- 「彼の子供を産みたい」と思える人
- 尊敬する、あるいは「好ましい性格」
ではそれぞれ事例を挙げて紹介していきます。
1. 素直になれる人
晴香さん(仮名・35歳)はカフェや飲食店運営会社に勤務するバツイチ女性。
7年前に結婚した3歳年上の元夫は高学歴で一部上場会社の社員。誰もがうらやむ結婚でしたが、結婚生活は窮屈の連続だったそうです。
「義母から『早く孫が欲しい』と催促され、肩身が狭くなりました。でも当時の私は子供より仕事が楽しくて。つい仕事を優先していました」
結婚2年目、単身赴任が決まると義母から猛反対されたそうです。でも晴香さんは反対を押し切って、地方都市に赴任。
「地方再生にも関わる事業で、毎日が充実していました。最初は、月2度は東京に戻ってきましたが、夫は私の赴任先には一度もやってきませんでした。夫と離れて生き生きとしているのが気に入らなかったようです。
赴任の期間が終わって2年後に東京に戻ってきましたが、夫婦仲は冷めていました」
30歳で離婚した晴香さん。離婚してから「元夫の前ではいつも緊張していたことに気づいた」そうです。
元夫のことを積極的に理解しようとしなかったのは、望まれて結婚したことと、一部上場企業の社員という肩書が魅力に見えたからだったそうです。
「肩書は心を曇らせてしまう。相手を見る目が必要」と教訓を得た晴香さんは、2年後に大学のサークルの先輩と再会します。
10年以上前は、先輩に対して恋愛感情がなかった晴香さんでしたが、話しやすく自然体でいられることが心地よかったそうです。
「元夫の時はいつも緊張していましたが、先輩には最初から打ち解けることができました」
素直になれるというのは、心身共に自由になれること。先輩の前では素直になれる自分を肯定できるようになった明日香さんは、女性としての自信を取り戻したそうです。
1年後に再婚した明日香さん。幸せいっぱいです。