「私が既婚の彼と付き合っていたとき、結婚している友人に話を聞いてもらっていました。
彼女は不倫について反対派だけど、私が悩んでいるときは親身に話を聞いてくれて、精神的にすごく救われました。
ところが、私が彼とのお出かけのアリバイ作りで彼女に協力を頼んだとき、『そういうのは本当に無理』と苦しそうに言われ、それからは連絡しても『忙しくて』と会うのを断られるようになって。
何となく避けられている雰囲気を感じて、今まで話を聞いてくれていたのに、アリバイ作りを断られたときも『ごめんなさい』と私はきちんと謝ったのに、彼女は心が狭いと感じましたね。
でも、私の不倫がバレている以上は『誰かに話すかも』と思うとそれが不安で、何とか前みたいに仲良くできないかとしつこく電話やLINEを送っていました。
彼女はだんだん電話をかけ直すこともしなくなり、腹が立ったけど下手に出て『また会ってね』とメッセージを送ったら、
『こちらから連絡するから、もう電話やLINEは控えてほしい』
と返事があり、それ以降は未読スルー状態に。
そのときになってやっと、彼女から切られたのだと気が付きました。
しつこく連絡したのを後悔したし仲直りしたいと思うけれど、電話は出てくれずLINEは未読のまま、彼女とは今も疎遠です。
不倫を知られていることより、そんな自分で彼女に嫌われてしまったのが、今はすごく悲しいですね」(39歳/小売業)
話を聞いてくれるからと自分の都合のいいように友人を利用すれば、嫌悪感を持たれても仕方ありません。
仲良くしたいのは自分だけであって、距離を置きたいと願っている相手の姿を無視すれば余計に遠ざけられます。
期待通りの反応をしないことを責めるのは非常識、不倫の事実を掴まれていることを気にしたって、他人はコントロールできないのが現実です。
自分のことしか考えない姿勢は、結局はつらい思いをする結果しか招きません。