「ジムで知り合って何年も仲良くしている女友達がいて、俺は女性で親しいのはその子だけだし、恋愛の意味で好きだと思っています。
その子のほうもほかの男性との派手な付き合いとかは見えないし、どこかで『俺だけだろう』とうぬぼれているかもしれません。
恥ずかしいから恋愛の話は普段からしないし、たまにふたりで飲みに行く週末は緊張しっぱなしでおかしな笑い話ばかりしてしまうけど、俺なりに彼女との関係は大事にしているつもりです。
彼女も俺の体調を気遣ってくれたりバレンタインにはチョコをくれたり、男性として見てくれているのは感じます。
動けないのは『この子を失うとまた一人ぼっちになる』と思うからで、そもそもジムで出会えたことが俺の日常では奇跡に近いのですよね。
告白すればOKをもらえるかもしれない、恋人として新しい関係を作れるかもしれないと希望を持つ瞬間はあるけれど、『もしダメだったらジムにも行けなくなる』と想像したら、彼女に振られて日常がまた一変することが怖いです。
失うくらいなら今のままでもと思う反面、そうしているうちにほかの男性が彼女に告白したらとか考えたら苦しいですね」(26歳/配送)
普段から女性との出会いがなく孤独な時間が多い男性ほど、女友達を好きになっても告白する勇気をなかなか持てません。
「次はない」という実感は、女性を失ってふたたび孤独に戻る恐怖を呼びます。
好きな人の存在で日常が変わるのは、男女関係なくありえること。
それでも友達関係では相手の日常が変わることも止められず、その葛藤に苦しむのですね。