NHKで放送中の連続テレビ小説「舞いあがれ!」でヒロイン・岩倉舞を演じる福原遥からコメントが届いた。
本作の主人公・舞は、ものづくりの町・東大阪市の町工場で生まれ育った。幼い頃から人の気持ちを察するのが得意な一方、自分の気持ちを抑えてしまうところがあったが、長崎・五島列島の祖母(高畑淳子)や人々と触れ合い、変わっていく。飛行機への憧れから、大学で人力飛行機サークル「なにわバードマン」に入って、つくり手として活動する。
福原は「“朝ドラ”は学生のときに見ていて、元気に明るく頑張ろうという気持ちにしてもらっていたので、自分の中で特別な存在です。一つの夢であり、ずっと憧れていた場所でヒロインをやらせていただけることが本当にうれしかったです。自分が昔“朝ドラ”からもらった感動や前に向かう勇気を、たくさん届けられる存在になりたいなと思いながら、日々撮影させていただいています」と心境を語った。
ヒロインオーディションは4回目の挑戦だったという福原は「今回も、出せるだけの力を全部出して後悔のないようにしようという思いでしたので、合格と聞いたときは本当にうれしかったです」と語った。
「母も泣いて喜んでくれて『みんなの思いを背負って頑張るんだよ』と助言してくれました。私が小さい頃に出演していたEテレ『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』のプロデューサーさんも、泣きながら『おめでとう』と電話をくださいました」とエピソードも語った。
家族のシーンの撮影では、「毎回楽しくてほっこりします」と福原。「舞は、考え方や性格がお父ちゃん(浩太/高橋克典)と合っています。飛行機好きという共通点だけではなく、お父ちゃんにも夢があることや、実現するためにどんなことにも負けない! という精神が舞にも通じています。舞の根っこの部分には夢を絶対つかみたい、諦めたくない、というお父ちゃんと同じ気持ちがあると思うんです」と話した。
また、「お母ちゃん(めぐみ/永作博美)とは深い絆で結ばれていて、お互いがお互いを思い合っています。だからこそ、心配をかけられないと感じることもある関係性。お兄ちゃん(悠人/横山裕)とは、何でも言い合える仲です。舞がお兄ちゃんにだけは思っていることをバンバン言えるのも、兄妹らしいですよね」と語った。
「クランクインしてから、毎日が青春です」と話す福原。現場では「本当に自転車をこいだり、なにわバードマンのみんなと交わす『頑張ろう!』というエネルギーがすごいです。舞が『こうしたい』と伝えるシーンも増えてきて、どんどん強くなってきている感覚もあります」と近況を報告。
「『舞いあがれ!』を見て、自分の夢や希望に向かって前向きに頑張ろうと少しでも思っていただけたらうれしいです」と思いを語った。