女性の恋愛の悩みとしてよく耳にするものといえば、「彼氏からのLINEの返信が遅いこと」ではないでしょうか。
すぐに返信がないと「ひょっとしたら彼は私に冷めてしまった? 他の女性を好きになったの?」と理由をあれこれと考えてしまいます。
「彼は私と別れようとしているのかも」というネガティブ思考に陥ってしまった挙句、実際に別れ話を持ち出す女性も。
一方、男性のほうは「ちょっと遅くなっただけで、なんで別れることになるの?」という寝耳に水なことが多いようです。
このように女性と男性とでは、コミュニケーションにおいてズレが生じるケースが多いのです。
その理由はどうやら男女の脳の違いにあります。「ラインの返信が遅い問題」の解決策を、男性の年齢的な特性や心理状態から紐解いてみましょう。
脳構造の違いがLINEに影響する!?
彼のラインの返信が遅い…思い詰めてしまった女性の経験談
就活が終わって一段落した女子大生の架純さん。恋多き母親の影響で、恋愛に対して消極的だったそうです。
「私が子どもの頃から、母はいつも男性に追いかけられていました。そして父と離婚してから、母の高校の時の同級生の“お父さん”と再婚したんです。
私と妹の親権を持つ父はそんな母を許していますが、自分も母のようになるのではないかという恐れから、大学在学中は積極的に恋愛をする気になりませんでした」
とはいえ恋人がいない人生も寂しく、一生おひとりさまも嫌と自分の気持ちに気づいた架純さんは出会い系のアプリに登録。そしてアプリで知り合った3歳上の営業マンと最初のデートで意気投合したそうです。
「お互いに好きなタイプだったので、すっかり夢中になってしまいました」
大学時代はスポーツサークルに没頭していたという彼。架純さんと同様に恋愛経験が乏しいという共通点が2人を急速に結びつけたそうです。
「付き合ってすぐに『彼は運命の人かもしれない』と思うようになりました」
ところが付き合って半年後。彼からのラインの返信が遅れるたびに「振られたの? 心変わりなの?」と疑心暗鬼におちいったそうです。
「友達に相談しても『忙しいかもしれないから待っていたら?』とアドバイスされます。でも不安で、不安で。とうとう別れることまで考えたんです」
不安に駆られた架純さんが追い詰められた時に、彼からやっとLINEが届きました。架純さんのメッセージから1週間後だったそうです。
「でも『営業の新規業務でテンパっている』の一言だけでした。すぐに返信しましたが、また1週間経っても返信がないんです。これって、彼は私と付き合う気がないのでしょうか」
架純さんは今でも悶々と悩んでいるそうですが、彼からは返信がないそうです。