「俺は個人事業主で、インターネットで商売をしています。

毎月の収入は不安定で、儲かったときは彼女におごることもできるけど、逆に売上がないときはデートに誘うことすら気が引けますね。

付き合って一年になる彼女は最初から俺の状態をわかっていて、『無理しなくていいからね』と言ってくれるけれど、外食を断る俺を見て『私が出すよ』と連れていってくれるのは、正直情けなさばかり感じます。

彼女は会社員でボーナスの支給もあり、毎月いくらかを貯金に回しているのも知っているし、そんな計画も立てられない自分に焦りますが売れ行きを安定させるって本当に難しくて。

クリスマス、彼女へのプレゼントや食事代のためにいくらか用意したいけれど、固定費の支払いが多くて売上のほとんどを持っていかれたら自分の生活費しか残らなくて、暗い気持ちになりました。

彼女のほうは俺の好きなブランドのマフラーを用意してくれて、値段を知っているので申し訳なさばかり先に出てしまって。

『こんな俺で本当にごめん』と謝ったら『たくさん稼いだときはおごってくれるじゃない、私はそれで十分だよ』と笑ってくれる彼女を見ると、情けない反面仕事へのやる気も出ます。

今はふたりで旅行するためのお金を貯めているところで、彼女に気を使わせないような自分になりたいと強く思います」(男性/32歳/個人事業主)

自分の収入が不安定で彼女の負担が大きくなるお付き合いは、男性にとって心苦しいだけでなく情けなさも強くします。

気を使ってくれる彼女の姿は、申し訳なさと同時に「もっとがんばろう」と思うもの。

自分の状態を当たり前にしない姿勢が伝われば、彼女のほうも信じていられますよね。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line