最近、スマホの勢力がガラケーを凌駕しています。しかしスマホ最大の問題が、電池の消耗が早いこと。スマホに頼りすぎて、電池がなくなり、行動不能に陥った経験のある方も多いのでは。スマホを使う楽しさより、充電場所を探しているという、本末転倒な状態になっている方も。
そこで今回は節電の方法ではなく、よけいに電池を消耗させる使い方をご紹介します。
1. 節電アプリを使っている
「え? 節電アプリって電池を長持ちさせるものだよね」と思った方も多いでしょう。しかし節電アプリもアプリはアプリ、常にスマホのメモリに常駐してしまうため、電池を早く消耗させてしまうのです。
よく見かけるのがスマホメーカーが標準機能として搭載している省電力(機種によっては節電)モードと節電アプリを同時に起動してしまうこと。そして節電アプリの設定をきちんとせずに、放電アプリになってしまうことが多いこと。
通常の用途では、節電アプリをしっかり設定して、本体の省電力モードはOFFにするのが、正しい使い方です。また節電アプリは1種類に留めてインストールすること。2種類以上いれてしまうと、節電アプリ同士で競合してしまい、十分な効果を得ることはできません。
2. 充電しながらスマホを使っている
ほとんどのスマホに使われているバッテリーはリチウムイオン電池です。このリチウムイオン電池は、寿命が長い、エネルギー密度が高い(小型でも大容量)、継ぎ足し充電ができると良いことずくめですが、欠点は熱に弱く、電池自身が発熱すると、最大容量が減少し、寿命に影響を与えます。
よくモバイルバッテリーやACアダプターにつなぎながら、スマホを操作している人がいますが、キャリア3社に確認したところ、スマホの使用に充電元からの電気が使われる回路はなく、すべてリチウムイオンバッテリー充電に使用されているということでした。
ここで問題なのが、電池は放電と充電を同時に行うことが苦手なこと。充電しながら使用(放電)すると、スマホ本体が熱くなることに気づいた方もいらっしゃるでしょうが、これは電池が高熱になってしまっている状態で、電池の寿命が著しく短くなります。