「エルピス-希望、あるいは災い-」 (C)カンテレ

 長澤まさみが主演するドラマ「エルピス-希望、あるいは災い-」(カンテレ・フジテレビ系)の第4話が、14日に放送された。

 本作は、スキャンダルによって落ち目となったアナウンサーと、バラエティー番組の若手ディレクターらが、連続殺人事件の冤罪(えんざい)疑惑を追う中で、一度は失った“自分の価値”を取り戻していく姿を描く社会派エンターテインメント。(※以下、ネタバレあり)

 大洋テレビのアナウンサー・浅川恵那(長澤)は、かつて世間を騒がせた連続殺人事件で犯人とされた松本良夫死刑囚(片岡正二郎)の冤罪を証明しようと、被害者遺族ら、事件関係者にインタビューを敢行した。

 その映像は、恵那が出演している情報バラエティー番組「フライデーボンボン」で放送されたが、それは放送不適切と判断されたVTRを、恵那が独断で流したものだった。

 放送後、恵那はプロデューサーの名越(近藤公園)から厳しい叱責(しっせき)を受けるが、特集への反響は想像以上に大きなものとなっていく。

 反響を受け、第2弾を作ることになった恵那と新米ディレクターの岸本拓朗(眞栄田郷敦)は、犯人逮捕の決め手にもなった重大な目撃証言に着目する。

 事件当時、目撃者の西澤正は、「男が慌てたように山道から駆け降りてきて、自転車で立ち去る様子を見た」と証言したが、恵那らが申し込んだ取材にはかたくなに応じようとせず、拓朗は西澤の言葉にどこかうさんくささを感じていた。

 そして、もし証言がうそなら、再審もあり得るはずだと息巻くが、そこには司法の高い壁があった。

 放送終了後、SNS上には、「長澤まさみとのキスシーンがセクシーで、何度も見たくなった」「衝撃的な終わり方だった」「考察が止まらない」といった感想が寄せられた。

 また、拓朗が、学生時代にいじめられていた友人を裏切ったという過去と向き合ったことで、様子がおかしくなっていく姿が放送された。

 これを見た視聴者からは「話数を重ねるごとに郷敦くんのよさが引き出されている」「迫力ある演技が印象に残った」「演技に圧倒された」などのコメントが集まり、話題を呼んだ。