お金の「そうなんだ!」「本当?」といったいろんな知識をファイナンシャル・プランナーのヤマサキさんが紹介します。今回は「夏に実家に帰って親と話すお金のコト」。

まだ自分も親も若いと思っていると「もっと話をしておけばよかった」ということが起こります。今年の帰省時には3つ、話題を切り出してみましょう。

 

この夏は親とお金の話をしてみよう

ウレぴあの読者の多くは、まだ両親が健在でお元気だと思います。20代の読者であれば親はまだ現役で働いているということも多いでしょう。30歳になると、ぼちぼち親も定年を迎え始めます。

筆者は40歳のファイナンシャル・プランナーですが、親が定年を迎えてセカンドライフをスタートしています。夏や冬に顔を出すたび、お金の話をしておくべきだなと感じます。何も親からお金をせびろうというのではありません。むしろ「親にお金を仕送りする可能性はあるのか」ということをすっきりさせたいからです。
(幸いにして仕事がら、親の年金額や資産額の推定ができるので、話し込まなくても問題がないことがわかっています)

親とお金のことを、ちゃんと向き合って話すことはあまりありません。親が経済的に問題なく暮らせているのか、医療費や介護費用の心配はないのか、長生きしても困らないくらいの財産はあるのか、よくわからないまま親と子は別の家で暮らしています。

多くの家庭では、お葬式のときまでお金の話をしたことがないままになります。特に問題がなければいいのですが、心配を抱えたままでいいのでしょうか。ぜひ、今年の夏、帰省するときはお金の話を親としてみてください。