人体からDNAサンプルを採取し、そこに書き込まれた遺伝子情報を調べる――刑事ドラマや映画でしかお目にかかれないと思っていた遺伝子検査が、近ごろは日本でも個人にまで普及しつつある。

以前の記事『もう言い逃れはできない!? 法科学のプロに聞く最新の“浮気調査”事情』 [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/10426 ] で紹介した浮気調査もその一例。およそ15万円で言い逃れの効かない“科学的”証拠が得られる時代なのだ。

今回はもうちょっと身近に“健康”がテーマ。手軽に試せる遺伝子検査キット『GeneLife(ジーンライフ)』の使用レポートをお伝えしたい。

 

コンパクトな検査キットで37項目を診断

『GeneLife2012』はジェネシスヘルスケア株式会社が製造・販売する遺伝子検査キット。昨年12月から大手ポータルサイトのYahoo!JAPANにて取扱いスタートした。価格はキット一式で29,800円。

一度の検査で68の遺伝子を調べることができ、下記の37項目について発症するリスクを教えてくれる。
 

37項目の検査一覧http://health.yahoo.co.jp/gene/ より転載)

疲労、炎症、解毒、免疫、鼻炎、アレルギー、喘息、 加齢黄斑変性、 髪の太さ、髪のカール、目の色、身長、匂い感知度、痛みに対する敏感性、危険回避、記憶力、光くしゃみ反射、速筋・遅筋の発達(運動能力)、アルコール、甘み摂取傾向、カフェイン過敏症、カフェイン代謝、苦み感知度、乳糖不耐性、リウマチ、 変形性関節症、 骨関節炎、腰痛、むずむず脚症候群、 群発頭痛、 2型糖尿病、 脳梗塞、 胆石、 心筋梗塞、 原発性胆汁性肝硬変、 痛風、 尿路結石症、 円形脱毛症、 片頭痛、 LDL-コレステロールレベル

ちなみに記者自身、今のところ目立った病気などはないが、遺伝的に糖尿病と消化器系のリスクが高いと聞かされて育った。しかもブラックコーヒーを毎日大量に摂取するカフェイン愛好家。どんな結果が出るのかハラハラしながら検査に臨んだ。