秘訣2:絞りを使い分ける
一部の高級コンパクトデジタルカメラや、デジタル一眼レフカメラは、絞り(f値)を調整できます。絞り(f値)を場面によって使い分けられると、グッと見映えのいい写真が撮影できるようになります。
絞り(f値)とはなんぞや、という説明を始めると長くなってしまうので、絞り(f値)が「小さいとき」と「大きいとき」の違いのみ、説明したいと思います。
絞り(f値)がf/1.4~f/3.5など小さいと、ピントが合う範囲が狭くなります。背景が綺麗にボケるメリットがあります。例えば人物写真など、被写体が単一で定まっている場合は、被写体だけを背景の中に浮き上がらせられるわけです。
一方、絞り(f値)がf/8~f/13など大きいと、ピントが合う範囲が広くなります。例えば集合写真や風景写真など、被写体が複数であったり、大きかったりする場合は、絞り(f値)を大きくして、全体的にピントが合うようにします。
f/1.8で撮影。被写体が特定の人物など、単一ではっきりしている場合は、f値を小さくして背景をぼかすと、被写体が綺麗に浮かび上がる
f/8で撮影。全体を写し取りたかったり、記録に残しておきたかったりするケースでは、絞り(f値)を大きくして、全体にピントが合うようにする
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