MEGWINさんは世界を意識してる?
市川: 海外のYouTubeと比べて日本のYouTubeの課題ってなんですか?
MEG: 課題がありすぎてアレですけど、とりあえずガラパゴス化を防がないといけないと思うんですよね。TVがYouTubeにくるのってカンタンだと思うんですよ。でも、日本のビデオコンテンツって海外に売れないと思うんですよね。海外のコンテンツは国内でもガンガン輸入されてるんだけど。逆ってあまりきかないですよね。日本で売れるビデオコンテンツって「たけし城」とか「パワーレンジャー」と「アニメ」くらいじゃないですかね。そういった意味で、だれかがインターナショナルで通用するコンテンツ作りをしないといけないのかなと。
―― MEGWIN TVはトランスレーター(翻訳者)をいれるってことはしないんですか?
MEG: やったんですけどね。一時期、字幕も全部いれてたりしてたんですけど。でも思ったほど伸びなかったんですよね。今は全然やってないですね。海外にウケるコンテンツってやっぱり言語関係ない動画で。そういうのを意識して作ったわけじゃないですけど。自然発生的な。でもそういうのを狙ってつくれるわけじゃないし、それを狙って作りたいわけじゃないし。
芸人とちがうYouTuber
MEG: 海外のトップYouTuberに聞いたんですけど、YouTuberは、ユーザーと友だちくらいの感覚にならないといけないらしいんですよ。
―― といいますと?
MEG: 動画を投稿したら4時間くらいコメントを返しているらしくて。「おれめっちゃ放置してる!」と。元々芸人だったから、ユーザーと一線引いてたんですよね。でもそれ聞いてから返すようにして。そしたらライブに「ぼくMEGWINさんにリプライもらえたから見にきました!」っていわれて。そういうことかと。YouTubeってコミニュケーションって大事なんだと、そのとき気づきましたね。
面白い動画をつくるコツ
―― 面白い動画を作るコツってなんですかね?
MEG: 「楽しむ」ことですね。そうじゃないとたぶんできないっすね。この間ねぶた祭りにいってましたけど、楽しかったっす。久しぶりにいってきたんですけど、参加ってこんな楽しいんだと。
後藤: では、これからはガンガン外にでていくカタチに?
MEG: そうですねー。シチュエーションコントじゃないけどシチュエーションがあってボケるスタイルの方が面白いのかなぁと。元々そういうをやりたかったし、旅にも結びつくし。
後藤: ネタにつまるときってあるんですか?
MEG: 全然ありますよ。しょっちゅうですよしょっちゅう。そのときは残念な動画ができるだけですよ。
一同: (爆笑)
後藤: ネタ作りに気をつけていることは
MEG: メモ帳を持ち歩けとはいってますけどね。どんなネタでも、みんなで考えれば膨らんでいくから。
人気YouTuberになればすごく儲かりますか?
―― 人気YouTuberになればすごく儲かりますか?
MEG: むりですねぇ・・・。
一同: えー!
まぁ、日本はまだまだYouTubeのスポンサーが少ないですから。日本でも別にバイトしなくていいぜくらいならすぐ行けると思うんですけど。一人暮らしで衣食住安定して月5万くらいの家賃でっていうならいけると思うんですけど。これで家族で生活ってなると無理ですかね。子供いてとかになると厳しいなと。家も買えないし。10年後はわかんないですけど、ここ1、2年はたぶん無理ですね。
後藤: でも、だんだんよくはなっていますか?
MEG: まだまだですねぇ。YouTube全体で頑張らないと。
―― だからVANCHO。
MEG: だからVANCHO。
これからのYouTuberにヒトコト
―― これからのYouTuberにひとこと。
MEG: 「諦めるなMAJIDE」
―― 今日はありがとうございました。
MEG: ありがとうございました。
目先のことだけでなく、日本のYouTube界全体を考えているMEGWIN氏。これからMEGWIN氏がMEGWIN TVをどう進化させていくのか、そして日本のYouTube界をどのように変えていくのか。これからも注目していきたい。
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