同姓同名のギネス記録へも挑戦した「タナカヒロカズ運動 2022全国大会」

ネットでエゴサーチをすると、自分と同姓同名がヒットすることがあります。

では、自分と同姓同名の人に実際に会ったことはありますか? そして同姓同名を数えたら何人になるでしょう?

この疑問に答えるような「タナカヒロカズ運動」の全国大会が渋谷で行われました。

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164人以上のタナカヒロカズさんが集まるのか?

発端は1994年。田中宏和さんが偶然同じ名前の人を知り、興味を持ったことから始まります。

その後インターネットの普及から情報が集まり、田中宏和さん同士が交流するなど、田中宏和運動が動き出しました。

2011年には71名、2017年には97名の田中宏和さんが実際に集合。

この人数はギネス記録かと思われましたが世界記録はアメリカの164名と判明し、残念ながら幻となってしまいました。

今回、コロナ禍や紛争で沈む世の中を元気づけるべく「タナカヒロカズ運動 2022全国大会」が開催。

ギネスの条件は「ローマ字表記が同じなら漢字は違ってもOK」というルールで世界記録も見えてきました。

タナカヒロカズさん達のまったく違うパーソナリティ

開催当日、街全体がハロウィンムードの渋谷の会場へ、通路に溢れ出すくらい大勢の人が集まってきます。

通し番号のゼッケン着用で人数カウントが行われます。それでも確認するのが一苦労となるくらい広い会場は満員。

集会を記念して作られたオリジナルTシャツ販売にも、長蛇の列ができていました。

ステージでは、ほぼ幹事の田中宏和さんが到着者を順次紹介。同姓同名を区別するため、「ほぼ幹事」の田中宏和、「渋谷」の田中宏和など、わかりやすいニックネームが付与されます。

待っている間にインタビューを敢行。まずお話を伺ったのは「脳科学」の田中宏和さん。

突然メールが届いてこの集まりを知ったのが2019年のコロナ前。そのため、実際に集まる場への参加は今回が初だそう。

ここまで集めるスタッフのかたの熱量がすごいと絶賛されていました。

オリジナルTシャツをさっそく着ていたのは、約10年前から参加の「花祭り」の田中宏和さん。

周りから背中を押されて初参加のタナカヒロカズさんと、どんなニックネームになるだろうねと楽しく談笑されていました。

周囲からの「せっかくだから目立つ格好で」の声に従い目立つ衣装を着ていたのは、「足もみ」の田中宏和さん。

実は会社の社長でもいらっしゃるそうです。

スタッフをしつつ参加のかたも多くいらっしゃいます。「WEB」の田中宏和さんと「レコード」の田中宏和さんは、数名程度で始まった頃からのメンバーとのこと。

「居酒屋に集まり最後全員が田中宏和で領収書をもらい混乱させた」という初期ならではの笑い話、ここまで大きくなった会への感慨、そして今日で終わりではなくナンセンスのままで継続してほしいという思いを伺いました。