日本人なら誰もが口にしたことがあるはずの筑前煮。
ご飯のおかず・お酒のおつまみにピッタリの大衆和食のド定番ですが、鶏肉、レンコン、こんにゃくといった様々な具材を使いイチから作るとなると、意外と手間がかかるものです。
こういった際に嬉しいのが、1人用にパックされたコンビニオリジナルの筑前煮ですが、その味わいは各社でどんな違いがあるのでしょうか。
今回はファミリーマート、ローソン、まいばすけっとの筑前煮を食べ比べしながらご紹介します。
【ファミリーマート】「炒め!煮含め!筑前煮」239円(税別)
びっくりマーク多用の商品名だが、オーソドックスで優等生的な筑前煮
まずは、ファミリーマートの「炒め!煮含め!筑前煮」をいただきます。まずはスペックから見ていきましょう。
<1包装あたり>
エネルギー:118 kacl
たんぱく質:7.8g
脂質:2.3g
炭水化物:18.2g
糖質:14.8g
食物繊維:3.4g
食塩相当量:1.3g
レンチンか湯煎で温めていただくものですが、今回はレンチンにしました。さっそく、お皿に盛り付けると、野菜がゴロゴロ入っておりいろどりも楽しいです。具材はれんこん、にんじん、たけのこ、ごぼう、鶏肉、こんにゃく、しいたけなど。
さっそくいただいてみると、野菜の出汁と旨味を上品に引き出していることがよくわかります。極めてオーソドックスな味わいですが、鶏肉には下味がしっかりつけられており、全体の味にインパクトも与えています。
商品名のびっくりマーク多用の意味は最後までわかりませんでしたが、繊細に計算された味わいにして239円(税別)は嬉しいと思いました。
製造は惣菜、カレー、お粥、スープなどのレトルトパウチ食品を製造する光商ですが、開発はファミリマートとジェイフード。3社の知見が存分に生かされた優等生的な筑前煮のように思いました。