「夫は病気で亡くなり、それから出会いはあったものの、ふたりの子どもの世話が大変で恋愛どころではありませんでした。
でも、同じくバツイチの友人は仕事が忙しく、私より大変なはずなのに彼氏がいて、子どもとも楽しく交流していると聞いてびっくりして。
『時間がないって思い込むから何もできないのよね。
私はね、彼に会いたいし子どもとも一緒にいたいから、その時間を作るために省けるものはどんどん時短を考えているの』
と言われ、雷に打たれたような衝撃が走りました。
そう言われたら、買い物はネットスーパーが便利だし食事は宅配も使えるし、手を抜けるところって確かにあるのですよね。
前から悩んでいた乾燥機付き洗濯機を思い切って購入したら、雨の日でもバタバタせず干す手間がなくなり、その間に子どもの宿題を見て自分の時間を持てるようになりました。
今までのやり方しか頭にないから時間がない状態が変わらないわけで、ああ、時間は自分で作るものなのだな、と思ったらいろいろと工夫できることがあって。
彼女が勧めてくれたネットスーパーがすごく便利で、買い物に行く手間が少なくなりそのぶん気持ちにも余裕ができました。
そのとき仲良くしていた男友達と食事に行く時間ができて、断らなくて済む、彼の提案に付き合えることがうれしかったです。
今は恋人として付き合っていますが、時間は自分で作るって意識は今も大切にしています」(45歳/サービス業)
家事に仕事に育児にと、何かに追われてばかりで時間がないと思うと恋愛にも関心を持てません。
でも、肝心なのはやり方しだいで現状は変えられる可能性です。
利用できるものやしなくても良いことを探してみると、それまで意識していなかったサービスなどに気が付きます。
時間は作るもの、その努力が自分の心をより豊かにしてくれることを、考えてみたいですね。