一般的な出産平均年齢より上の年齢で出産したアラフォーママの子育ては、まず肉体的にこたえます。
アラサー時代とちがって、明らかに体力は低下……慣れない子育ての日々に、忙しいわ、疲れちゃうわで、ファッションもおろそかになりがちですよね。
しかも、子どもが集団生活をするようになれば、アラフォーママを待ち受ける次なる試練は、保育園や幼稚園で出会うママ社交界。
周りがみんな年下の同性、というシチュエーションは、これまでの人生でもあまりなかったのではないでしょうか。
ステキなアラフォーママになれるコツを、自身もアラフォーママであり、パーソナルスタイリストの鈴木紀子さんにうかがいました。
アラフォーママに、オシャレ迷子の落とし穴
アラフォーママはすでにキャリアを築いている人もいますし、良くも悪くもすでに自分がある人が多いですよね。
ところが、こと産後のファッションとなると、何を着ていいのか、いきなりわからなくなる人も多いのだそうです。
「若いうちは肌の張りや潤いのおかげで、どんな服も似合っちゃうんです」
そういうパーソナルスタイリストの鈴木紀子さんも、若い頃は、色々なスタイルに挑戦したり、好きなだけ服を買ったりしていたそうです。
ですが、当時は自分に本当に似合う服が分かっていなかったと鈴木さんは言います。
その後、年を重ね、子どもを持つようになって、体型的にも経済的にも時間的にも制約が生まれる事により、どうしたらこの制約の中で自分を表現できるか、試行錯誤したそうです。その結果、やっと「今の自分」に一番似合う服が分かったのだそう。
ということは、加齢は本当の自分になれるファッションを見つけるチャンス、ともいえるのでは!?
では、具体的にはどうしたらいいのでしょうか。鈴木さんに、詳しく聞いてみました。
アラフォーママファッションに求められるものとは?
アラフォーママに求められるものとは、きちんと感や上品さだと鈴木さんは断言します。
それは言い換えれば、だらしなくなるのを避けることでもあります。
「上品にみせるために、何も高級な服を買えばいい、というわけではありません」と鈴木さんはほほえみます。
これだけはおさえたい、オシャレのツボとは?
1. トップスとボトムスのバランスに気をつける
まず気をつけたいのが、このポイントです。
鈴木さんいわく、どんなにスタイルが良い人でも、トップスとボトムのバランスが悪ければスタイルが悪く見えるそうです。
反対に太っていても、背が小さくても、お腹が出ていてもお尻が大きくても、バランスが良ければオシャレにスタイル良く見えるそうです。
- トップスがゆったりしている場合は、ボトムスをピッタリしたものにする。
- トップスがピッタリしている場合は、ボトムスをゆったりしたものにする。
- トップスが長いものは、ボトムスを短く。
- トップスが短いものは、ボトムスを長く。
- トップスもボトムスもゆったりだと太った印象。
- トップスもボトムスも長いと、足が短く見える。
オシャレはバランスが大事なのです。
タレントの渡辺直美さんをみると、ピタッとしたトップスにふわっとしたスカートを合わせたりして、とてもステキですよね。