服をかえると自分に自信がつく

お二人にお仕事について聞いてみました。まず、なぜこの仕事を始められたのかと尋ねると、美穂さん・優穂さんが揃って、

「美しくなった先の未来を作りたい。つまり、服装を変える→きれいになる→人を引きつける・評価が上がる・仕事で成功する・評価が上がる→魅力的な人になる・環境が変わる。この流れを造り上げたい」とのことでした。

ところで、サカイは他のパーソナルスタイリストとどこが違うのかと聞くと、

「他のパーソナルスタイリストは洋服選びで終わりのところが多いのですが、サカイでは外面の美しさと同時に、内面の美しさ、つまり健康であることが大切と考えています。たとえば食事ひとつとっても、人はかわります。私の場合は薬膳のセミナーを定期的に開催しています」

 

内面の美しさとは?

聞くと、美穂さんは薬膳指導員としても活躍中とのこと。

薬膳は中医学理論をもとに、五行理論での季節や臓器、それに関することすべてを考慮して、体調や季節で組み立てる美味しい食事です。

「サカイが内面の美しさにこだわる理由は、やはり内面が健康でないと、いくら外面がよくても、その魅力が半減してしまうことなんです。いくら高い服を着ていても、内面が美しく健康的でなければだめなんです。

その人の魅力を引き出す服を考えるとき、値段は気にしません。もちろん、予算が高いほど選択肢は広がりますが、高いから良い服、安いから悪い服ではないのです。その人の外面がどう美しくなるかを念頭に、スタイリングするのが、私の仕事ではないかと。私のこの服も値段は2000円です。でもこれが合っていると思うので着ています」

と笑いながら話す美穂さん。とてもその値段の服とは見えなかったので筆者も驚きました。

 

一人でも多くの人にスタイリングの重要性を伝えたい。そして…

さらにサカイでは、企業セミナーも行っているとのこと。

「社員の身だしなみが、どう仕事に影響を与えるのか」の研修は、大手コンサルティングファームの企業セミナーメニューとして認められ、各地でセミナーを行っているとのこと。そして、将来は…。

「医療機関を作って、この内面と外面の美しさを医療として社会に認められる存在になりたいんです。いまはまだ夢ですけど、絶対やります!」

最後の言葉は、これからの方向性をはっきり示すものだった。
本当にそうなるように筆者も応援したい気持ちになった。

いかがでしたでしょうか。パーソナルスタイリストのお仕事。もし服装が変わることで自分が美しく、たくましくなれるのであれば、一度受けてみて損は無いと思います。

Web制作会社・人材派遣/紹介会社・広告代理店の人事総務。人の人生を決めてしまう仕事という重責に押しつぶされ、ピロリ菌に感染していた胃が真っ赤っか。社屋移転の予算がないときは、自分でオフィスの配線を行い、感電して2週間入院したことも。現在は、中小企業向け人事コンサルティングを行う。孤独で相談相手がいない社長と朝まで激論を交わしたりするが、とにかく本に書いてある理論よりも現場がどうなっているのか、どうしたいのかを聞きまくるのが楽しくてたまらない。