自分でできるリンパマッサージのやり方
リンパマッサージは、やり方をマスターすれば自分で行えます。ここでは、道具を使わずにリンパマッサージをする方法をご紹介します。
自宅でリンパマッサージをしてみたい人は、滑りを良くするためにお気に入りのオイルやボディクリームを用意してやってみましょう。
顔のむくみをとるリンパマッサージ
体の中のリンパ節はいくつかありますが、中でも大きいものは「四大リンパ節」と呼ばれており、そのうちの1つは首の辺りのリンパ節です。
首周りのリンパを流すことで顔のむくみを解消するほか、老廃物が流れることにより美肌効果なども期待できるようです。
リンパマッサージのやり方は以下の通りです。
・耳の下のくぼみ(耳下腺リンパ)を親指で押し込み、口を開けたり閉じたりして動かす。
・痛みが強くなければ親指で押しながらぐるぐる回す。
・くぼみから顔の輪郭に沿って下へ移動し、顎下まで流す。(顎下リンパ)
・顎下から鎖骨に向かって真下に流す。
・鎖骨を人差し指と中指で挟んだまま、内側から外に向かって流す。(鎖骨リンパ)
首の辺りは多くのリンパが通っているため、耳下腺→顎下→鎖骨のように上から下に向かってマッサージしましょう。
二の腕痩せを目指せる脇の下のリンパマッサージ
4大リンパ節のうちの一つである腋窩リンパ節は、脇の下にあります。
首から鎖骨を通り、最後は脇の下に老廃物が集められるため、非常に詰まりやすいリンパ節です。
マッサージのやり方は次の通りです。
・脇の下のくぼみに反対の手の4本指を差し込む
・親指で脇の内側を掴む
・脇の下を握ったまま肘をぐるぐる大きく回す
脇の下のリンパが詰まると、二の腕のむくみや老廃物のつまりに繋がります。
トレーニングしても二の腕が痩せない人は、脇の下のリンパマッサージも一緒に行うといいでしょう。
足痩せしたい人は鼠径部のリンパマッサージ
鼠径部も、4大リンパ節のうちの一つ。デスクワークなど座った状態が多い場合、鼠径部は常に縮まった状態です。
歩くだけでは十分に流れにくいため、マッサージで流すことが大切です。マッサージのやり方は以下の通りです。
・足を前に伸ばして座る
・マッサージする鼠径部と反対側の手の4本指を鼠径部に差し込む
・もう片方の手で太ももを掴み、股関節から足を内外に揺らす
鼠径部を指で押し込みながら左右に揺らすことで、リンパ節に刺激が入り流れやすくなります。
鼠径部が詰まると足のむくみに繋がるため、普段から足のむくみが気になる人はぜひやってみましょう。