お酒を飲む前に気をつけるポイントは?

しかし、分かっていても飲み過ぎてしまうのが「お酒」というもの。前日の楽しい飲み会を一気に帳消しにする「二日酔い」にならないためには、お酒を飲む前に出来ることがいくつかあります。

まず、一番簡単な方法はCMでもおなじみの「ウコンの力」や「ヘパリーゼ」などの栄養ドリンクを飲んでおくこと。大量のアルコールを分解するため、肝臓には相当な負担がかかります。これらの栄養剤は「肝臓が必要とする栄養素」を多く含み、お酒を飲む前に摂取することで、肝臓の分解スピードを早める効果があるとされています。

「栄養ドリンクって、なんかオヤジ臭い」という人もいるかもしれませんが、肝臓の分解能力には個人差があるため、年齢に関係なく飲んでおくことが二日酔いにならないポイントです。

次に大事なことは、空腹の状態にしておかないこと。飲み物は胃によって直接吸収されるため、空腹の状態ではアルコールの吸収が早くなり、肝臓の分解が追いつけない状態になってしまいます。そうならないためにも、飲む前に軽めの食事を取っておくと、胃の中の食べ物がクッション代わりとなり、アルコールの急激な吸収を防ぐことができます。空腹時のお酒は胃の表面を痛めることにもなるので避けたほうがいいでしょう。

 

お酒を飲んでいる最中に気をつけることは?

一番の「二日酔い対策」は、飲み過ぎないこと。それが出来れば苦労はないのですが、いつも飲み過ぎてしまう場合は「飲むためのルール」を持っておくことをオススメします。
 

ルール1:「水を飲む」

二日酔い予防に一番効果的なのは「水を飲む」ことです。

お酒を飲むとトイレが近くなりますが、実は飲んだ量の4倍もの水分を失うことがあります。お酒を飲んだ次の日に喉が乾くのはそのため。大量に排出される水分と一緒に、塩分やカリウムなどの物質も排出してしまうため、脱水症状を引き起こす可能性もでてきます。

そうならないためにも、お酒を飲むときは「水」を一緒に飲むことを心がけて下さい。目安は1杯のお酒に対して、1杯の水。10杯のお酒を飲むなら、10杯の水を飲むぐらいの心がけが大切です。少し大変そうにも思えますが、体はそれだけの水分を必要としているのです。