子どもにキレちゃう夫をなんとかしたい!
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悩みの尽きない育児。特に近年、コロナ禍で子どもと一緒にいる時間が増えて密室育児が続き、ついイライラする場面が増えた…なんていう方も多いのではないでしょうか。

水谷さるころさんのコミックエッセイ『子どもにキレちゃう夫をなんとかしたい!』(幻冬舎)では、もともとキレやすいタイプであった夫のノダDさんが、コロナ禍で家族時間が増えるにつれ子どもにキレることが増え、ときに手を出すようになってしまい、プロのカウンセラーの力を借りて問題を解決していこうとする様子が描かれています。

夫婦関係や親子関係で悩む人がカウンセラーに頼ることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。

本書より、夫婦でのカウンセリングの内容や、それによる親子関係の変化について抜粋してご紹介します。

※記事内の漫画に、成人男性が子どもを叩くシーンがあります。苦手な方はご注意ください。

夫婦でカウンセリングを受けようと思ったきっかけ

子どもにキレちゃう夫をなんとかしたい!

なかなか言うことを聞かなくてイライラしたり、つい怒鳴ってしまったりと、自分の子ども相手だと、ふだん大人同士で接しているときよりも感情的になってしまう人も多いのではないでしょうか。

水谷さんが、夫のノダDさんにカウンセリングを勧めたのは、ノダDさんが子どもの態度にイラッとして衝動的に手をあげてしまい、もう二度とやらないことを約束したにも関わらず、再びキレて手をあげてしまったから。

それまでも、キレやすいノダDさんに対して、理不尽にキレないように冷静に話し合いを重ねてきた水谷さん。

ノダDさんは、家族思いで楽しい人である一方、無自覚に不機嫌オーラをまき散らしたり子どもに瞬間的に手をあげたりして感情をコントロールできていないと水谷さんは分析していました。

そこで「自分で感情をコントロールできないのなら、プロのカウンセラーを頼ろう」と提案したのです。

日本ではカウンセリングというと、鬱病など心の病を発症したときに受けるもの、というイメージが強く、夫婦関係や親子関係でトラブルがあったときにカウンセリングを受ける選択をとる人はまだまだ少ないですよね。

ノダDさんはどんな内容のカウンセリングを受け、どう変化していったのでしょうか?