現在、Vコミにて『今日も拒まれてます~セックスレス・ハラスメント嫁日記~』を連載中の漫画家、ポレポレ美さん。子どもが欲しいのにセックスレスに陥ってしまい、なんとかセックスをしようと奮闘する実体験が描かれています。
この連載は3月10日に書籍化も予定。今回は作者のポレポレ美さんに、セックスレスのつらさや親族からの「子どもはまだ?」のプレッシャーについて話を聞きました。
「忙しい・疲れた・眠い」を言い訳にされる
――読者からはどんな感想が寄せられていますか?
ポレポレ美(以下、ポ):Twitterでは「うちと全く同じです。『忙しい・疲れた・眠い』を言い訳にされます」といった声が多かったです。「忙しくてもゲームや趣味は優先するというのがうちと同じです」という声もありました。
また、一人目を産んだ後の「産後レス」に悩む人がいることも知りました。いろんなケースがあり、男性側による拒否のレスで悩まれている方が想像以上にたくさんいることを知りました。
――ポレ美さんは、セックスレスを解消するために「セックスチケット」を発行したり、セクシーな下着を着けてみたり、いろんな努力と工夫をされましたよね。しまいには、「私とセックスしてください」と土下座までしてしまうという……。
ポ:はい。私みたいに土下座はしなかったけど、「土下座一歩手前までいきました」という読者の声もありました。また、「現在同棲していて彼氏とレスなので、このまま結婚するべきか別れるべきなのか悩んでいます。だから、漫画を読みながら参考にしています」という相談も寄せられました。
男女逆ならまだ笑いで済ませられる
——ポレ美さんがレスになり始めたのはいつ頃からですか?
ポ:旦那とは9年間同棲をしたのち結婚したのですが、同棲9年目あたりから、それまでは2週間に1回はあったのが、だんだん2ヶ月に1回になってきて、そう言えば最近してないよね~、でも仲は良いよね、という感じでした。
——レスの一番のつらさは何だと思いますか?
ポ:女性として見られないということが一番嫌でしたし、それイコール、人間的に否定されている気持ちになってしまったことです。
セックスをしないイコール、女性として魅力がない、好きじゃない、そう思ってしまいました。この人と一緒にいたいと思って結婚したのに、その人から「セックスしたくない」と言われると、どうしようもなく寂しい気持ちでいっぱいになりました。
また、男性側が「俺、最近奥さんに避けられているんだよね~」みたいに男女逆だったらまだ笑いで落とせる気がするんです。でも、私が「最近旦那さんから避けられている」って言ったら、嘲笑されがちなのかなぁと。