3:夫が元カノと連絡をとっていた

「元夫が浮気をしていたわけではないのですが…、結婚後もずっと特定の元カノと連絡を取り続けていたことが許せなくて、離婚しました。

きっかけは、私が夫のLINEを見てしまったこと。親密なやりとりが生々しく残っていて、関係が発覚しました。そのなかには私の愚痴を夫が元カノに送っていたメッセージも何通かあって、これが一番許せなかったです。

実は、結婚生活はわずか2年で破綻しました。

周りの人に話すと『浮気していたんじゃないなら、別れなくてよかったんじゃないの?』と言われますが、私は毎日ずっと元カノの存在が気になってしまっていたので、結局は浮気をされているのと同様に苦しかったです」(33歳女性/保育関係)

浮気をされていたわけではなくても、自分以外の女性と夫が親密な関係を続けていれば、不安や不満は募っていきますよね。妻が事実を知った段階で夫がもう少し深刻に受け止め、元カノとの関係を絶っていれば、離婚を回避できたかもしれません。

他人から見ると、離婚の引き金自体が「些細なこと」に見える場合もあります。しかし実際には離婚に至るまでにいろいろなことがあって、どんどん不満が蓄積され、最終的に離婚を選んだというケースがほとんどでしょう。

離婚は人生の一大事であることは間違いありませんが、直接的な原因となる出来事は案外と些細で、その瞬間に「我慢を重ねてきたコップの水が溢れた」という話なのかもしれません。

「グルメや旅のライティングのほか、人間観察も得意。生活に密着したテーマの取材を重ねる。旅先で過ごす時間と温泉に浸かっているときが幸せ。結婚願望がなかったのに結婚してしまい、後悔しつつ毎日を楽しんでいる。」