「俺には長年ハマっている趣味があって、彼女にはそのための時間は削れないことは最初に伝えていました。
告白みたいな線引きがなくいつの間にか恋人の位置にいた感じだけど、俺を彼氏と思ってくれているのはわかるし趣味以外では彼女を優先していたつもりです。
外でいろんな人と会う俺の趣味を付き合うようになってから知った彼女は、最初は『わかった』と言ってくれたけど、そのうち『たまにはゆっくり会いたい』と愚痴をこぼすようになって。
俺なりに会う時間は作っているし、仲間とは約束もあるし、板挟みみたいになるとストレスを感じました。
それでも別に浮気しようなんて思わなかったけれど、彼女といつまで続くかは不安でしたね。
あるとき、彼女が『こんなのを買ってみたの』と雑誌を見せてくれて、それは俺の趣味の解説本でした。
『何をしているのかいつも話してくれるけど、もっとちゃんと知ろうと思って』と言ってくれて、彼女なりに努力してくれているのだと実感しました。
その気持ちだけでもうれしいし、こんな彼女は初めてだったのですごく新鮮で、もっと大事にしようと思いましたね。
それからいろいろあって、今は彼女も一緒に俺の趣味を楽しんでいます」(34歳/営業)
大事にしているものは人それぞれで、パートナーがいてもそちらを優先することが悪いとは決して言えません。
問題なのは趣味についてお互いの理解が違うときで、自分とのデートが少なくなることを悲しく思うばかりの彼女だと、いつしか罪悪感から別れを決意することも。
本当に好きでなければ、彼氏の趣味を理解するための本なんて買いませんよね。
こんな姿勢が、趣味と恋愛を両立させるエネルギーを男性に与えます。