「格差婚」をして平穏な結婚生活を営める人は、そう多くないのも現実かもしれません。
「愛があれば格差なんて関係ない!」と気持ちが盛り上がっているときに結婚をしても、実際に生活が始まってみると想像以上に過酷な毎日を迎え、最終的には衝撃的な結末を迎える……という話も意外と聞きます。
そこで今回は、そんな「格差婚」をした人たちの“その後のエピソード”に焦点を当ててみました。
1:「年収格差婚」の末に仕事のやりがいも失った妻
妻と夫の年収差は、およそ1.5倍だったというGさん夫婦。妻のほうが夫よりも年収が高く、結婚当初は友人や知人から「逆玉の輿」と騒がれたそうです。
「夫のプライドを保つためにも私が養う形はとらずに生活費は折半で、毎月決めた額を夫婦共同の口座に入れていました。
でも、夫の生活水準に合わせるとかなりの節約生活をしなくてはならなくて、値段を優先して買い物をすると、私が食べたいものも食べられない生活に疲れてしまって……」
Gさんは独身時代には月に1回以上は行っていた外食にも行けなくなり、たまに外食をするにしてもお店の格がガクンと下がってしまったことにも不満を抱えていたとのこと。
さらに、夫婦で旅行に行くときにも夫が出せる範囲の宿泊先を予約するために、Gさんが泊まりたいところに泊まることもできず、夫婦で旅行に行くこともつまらなくなってしまったそうです。
「そんな生活にだんだんとストレスが溜まってしまって、結局2年半で離婚しました。しかも自分で働いたお金で贅沢もできなくて、何のために働いているのかもわからなくなってしまいました。
結婚するときは、格差婚だってなんとかなる!って思って結婚を決めましたが、甘かったなぁって思いますね。もうあんな結婚生活はこりごり。次に結婚するときには、私と同じくらい稼いでいる人を選びます」
食やリフレッシュにかけるお金が少なくなると、思っている以上にストレスを感じるものです。毎日の生活そのものがストレスになれば、いずれ夫婦関係が壊れても不思議ではありません。