「今の彼女はいわゆるツンデレタイプで、付き合うまでは面倒くさいなと思うときもあったけど、何かあっても尾を引かないさっぱりしたところが楽で好きになりました。
俺から好きだと伝えて付き合うことになったけれど、びっくりしたのが実は神経質ですぐに“病む”性格だったこと。
それまではLINEの返事が数時間後になっても何も言わなかったのに、彼女になってからは『忙しいの?』『何か用事でもしてる?』と追撃みたいなメッセージが来るようになって、今までのノリで軽く返したら『何でそんなこと言うの?』と重い言葉が返ってきて、正直に言えば引きましたね。
ツンデレでもあしらいながら付き合っていけると思っていたのに、彼女に言わせると『恋人には全神経が向かってしまう』らしく、しばらく彼女が不安にならないように気を使うのが大変でした。
それが原因で振られたこともあるらしく、本人は付き合う前とその後のギャップに自覚があってもなかなか直せないそうです。
俺も、想像していたような気楽な付き合いじゃなくてしんどいときもあるけど、一途で尽くしてくれるのがわかるし、半年経った今はだいぶ落ち着いてきたし、今のところは別れるつもりはありません。
でも、付き合ってみて思い詰める一面がいきなり出てくるのは、人によっては無理だろうなとも思います……」(29歳/接客業)
お付き合いが決まって急に「病み」が表に出る、という人は、態度と裏腹に相手との関係性を重く受け止めているといえます。
それがいいか悪いかではなく、大切なのはお互いにどこまで歩み寄れるかです。
こんな豹変は衝撃の大きさにまず心が揺れますが、それでも付き合っていけるのは底の人間性に良い点を見つけられるから。
想像と違っていたとしても、今の状態を正面から受け入れる心構えがあれば、それぞれ改善を考えられますね。