ユーザーから投稿された「キニナル」情報を検証すべく「はまれぽ」が体を張って調査!
今回のテーマは…
<横浜のココがキニナル!>
「家系ラーメン全店制覇への道」あの名店から独立したお店をピックアップ!キング・オブ・家系に相応しい「寿々喜家」、同店から独立した“あの店”、そして六角家の姉妹店である“あの店”を調査!
「IEK(イエケー48)総選挙」[ https://ure.pia.co.jp/articles/-/16130 ] で堂々の1位を獲得した「寿々喜家(すずきや)」、「寿々喜家」からさらに独立した「甲子家(こうしや)」、そしてvol.1、2で掲載した「六角家」から独立した「金八家(きんぱちや)」の情報をお届けしようと思う。
拡大画像表示
同行してくれるのは、最近、取材前には漢方薬を飲んで体調を整えているが、ちょっぴりメタボリックな体型になってきた「神奈川のラーメンを盛り上げよう!会」の会長・マーコ氏。
取材対象の各店舗の歴史を紐解きながら、味の評論をお届けするとともに、訪れた店の情報価値(ウンチク話やマニアック話など)を「ネタ度」とし、☆5段階評価として採点していくことにする。
また、調査対象店舗は、横浜市内に点在する家系ラーメン店150店舗から支店を除き、本店のみを対象とした、約130店舗とする。
貫録の王者の味を守り続ける「寿々喜家」
拡大画像表示
まず最初に伺ったのは、前述にも記したとおり、「IEK48 総選挙」でユーザーランキング・評論家が選ぶランキングともに1位の栄光に輝いた、「寿々喜家」!
話を伺ったのは、以前にもお世話になった林知幸(ともゆき)店長。
同店は相鉄線上星川駅から徒歩15分。1990(平成2)年2月2日にオーナーである鈴木誠二郎氏がオープン。
同店の由来はオーナーの鈴木氏のご実家が経営する酒屋の店名をそのまま使用したもの。
拡大画像表示
同店の特徴といえば、やはり家系ラーメン店の中でも群を抜くほどの味の良さに、とんこつスープとチー油の絶妙なバランス。
開店当初からいかに味のブレを抑えて、常に一定の味を出すことを意識しているのだとか。
そんなラーメン一杯にこだわりつづけているためか、メニューは「ラーメン」1種類とトッピング3点、ビールのみ。マーコ氏いわく、実はメニュー数が最も少ない家系店なのだそう。
「いろいろ作るのが面倒なんですよね」と笑いながら話す林店長の裏には、「ラーメン一杯だけで勝負できる」という強い自信なのだろう。
また、味もさることながら、同店の特徴のもう一つは接客の良さだ。
家系ラーメン店といえばどこか店員の無骨な姿が少し垣間見えるが、同店はそんな中で異色な存在となっている。ではなぜか? それはオーナーの鈴木氏の指導のたまものなのだとか。
ちなみに小話をひとつ。同店でラーメンを注文する際、厨房に注目してみよう。
大盛りのラーメンを注文すると、どんぶりのフチにちょこんとほうれん草を置いておくのだとか。
なお、麺少な目の場合は目印にどんぶりの中に調味料を入れないのだそう。こんなちょっとしたネタも、寿々喜家の楽しみ方の一つなのではないだろうか。さて、いよいよ実食だ。
これが家系王者の味! 「ラーメン(並/650円)」と「味玉(100円)」を注文。
>家系マイスター・マーコ氏評
「さすがは名店中の名店と言われるだけあり、もはや文句の付けどころのない一杯!」と“レンゲと箸が止まらない状態”に!!
>はまれぽ編集部・千葉評
「ぐうの音も出ないくらいに美味い。こってり好きにはもの足りないかもしれないが、家系ラーメンの中ではピカイチ。まさに王者の味でしょう」
<今回の採点>
ネ タ 度 :☆☆☆☆☆(星5つ)
既食メニュー:ラーメン(並/650円)、味玉(100円)