これから検討されている支援策
少子化対策の財源の在り方について議論されていますが、これから検討されている支援策の目玉が「児童手当の拡充」です。
支給対象を高校生まで拡大し、1人あたり1万円を支給、多子世帯の支援で第3子以降の額も1人3万円と現行の2倍になり、所得制限も撤廃予定です。
また、保育サービスの充実や.育児休業給付など働き方改革で、両親ともに育児休業を取得しやすい制度作りが検討されています。
出産や子育てに対する支援制度が拡充するのは良いことですが、子育てでは特に高等教育における経済的な負担が大きくなっています。制度の拡充で浮いたお金を、子どもが小さいうちは使い過ぎずに将来の教育費のために計画的貯めておくのが良さそうです。
経済的な支援だけで少子化が解決するわけではありませんが、社会全体で子どもを育てる意識や実動的なサポートが広がっていくことを願っています。
【執筆者プロフィール】田端 沙織(たばた さおり)
キッズ・マネー・ステーション認定講師/ファイナンシャルプランナー
証券・運用会社で10年以上の勤務経験を活かし、ファイナンシャルプランナー 兼 金融教育講師として「正しく・楽しく・分かりやすく」お金のことや資産運用について伝える講座や相談業務を関東圏中心に開催しています。得意分野は資産運用。小学生2人と保育園児1人の3児を絶賛子育て中。
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