ファンが熱い声援を送り、意地と誇りがぶつかり合う“伝統の一戦”といえば、何を思い浮かべますか?
プロ野球の阪神タイガース vs 読売ジャイアンツ? 学生野球の早稲田大学 vs 慶應義塾大学? アメリカンフットボールの関西学院大学 vs 京都大学? もしくは、欧州サッカーのバルセロナ vs レアル・マドリード?
そのほかにも色々ありますが、ラグビー関東大学対抗戦の伝統の一戦といえば、早稲田大学と明治大学による“早明戦”に他なりません。
40年以上の歴史を持つ「現行の国立での早明戦」はこれでラスト!
一時戦争での中断があったものの、1923年に初戦が行われて以降、長きにわたって火花を散らしてきた両校。“縦の明治、横の早稲田”の一戦は大きな注目を集め、ラグビー人気の絶頂期には6万人を超える観客が集結。
3点差をひっくり返すべくトライを狙い続けた明大の8分近くにも及ぶロスタイムの猛攻、それを凌ぎきり早稲田が5年ぶりの対抗戦優勝を達成した1987年の伝説の“雪の早明戦”など、数々の名勝負を繰り広げてきました。
その舞台となってきた国立競技場が、2019年に行われるラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック開催に向けて、来年から改修工事に入ります。そのため、40年続いた現行会場での“早明戦”は、12月1日に行われる一戦でひとまず見収めに……。
そこで両校ではこれまでのファンへの感謝と、未来の日本ラグビーの発展のために、両校が『「国立をホームにしよう。」プロジェクト』を発足。現在の国立でのラストマッチを盛り上げるべく、今シーズンの早明戦には様々な企画が用意されています。
試合開始前から会場へ行こう! 白熱の応援合戦
まずは、試合前から両校の学生による応援パフォーマンスを実施。応援部はもちろん、多くの団体が参加するほか、タオルの配布&販売もあり、迫力ある応援合戦が繰り広げられること間違いなしです。
じっくりと試合を観るのも良いですが、たまには応援団と共に声を出して応援してみてはいかがですか? 楽しいですし、ストレス発散にもなりますよ!?