現代社会はストレス社会である。仕事を進めていくにあたっても、目標を達成できていないというストレスに包まれ、場合によってはうつ病などを発症してしまうケースもある。

ストレスを管理する必要性が叫ばれている中、ストレスを感じていても成果を出せるという「OKラインメンタルトレーニング」を実践している、株式会社リコレクトを取材した。

 

自分の「OKライン」を正しく設定することが必要

メンタルトレーナー 後藤 史さん

リコレクトのメンタルトレーナーを務める後藤 史氏(以下後藤氏)によれば、阻害要因となっているストレスを除去するのではなく、コントロールすることが大切だという。

人間誰でも出来ていないということにストレスを感じるが、その「出来ていない」というレベルを「間違って設定」しているからストレスが発生すると後藤氏は語る。

同社では、今の自分自身がこのレベルを満たしているならOKと自己肯定感が持てる基準のことを「OKライン」と表現するのだが、OKラインがたとえば営業で月10件達成しなければならないと設定すると、月2件しか達成できない営業マンは常にストレスにさらされていることになる。

後藤氏曰く「そこで2件しか達成できていないのではなく、2件達成する力が今の自分の実力」と受け入れて、OKラインを下げさせることが大切だという。そして、3件達成するためには何が必要なのか、4件達成するためには何が必要なのかを、自己研鑽させることが大切だ。