2:よき母・よき妻であろうとしすぎる

子育て中のママに多いのが、「ママになったんだから頑張らなくちゃ」という呪いじみた思い込み。もちろん、子供のためにがんばってよきママになろうとすることは悪いことではありません。

でも今の子育て世代の親世代は専業主婦家庭が多く、家のことは女性がやるものという意識も根強かったはず。自分の母親がきちんとやってくれていた、と思えば余計に、「自分も」と張り切ってしまうものです。

この呪いからくる「古きよき良妻賢母像」を勝手に作り上げ、自分の中の「よい妻、よい母」のイメージにとらわれているあまり、苦しむことがあります。

でも今は共働き世代も多く、そうでなくても女性が家事育児をすべて担う時代でもなくなっています。

男性が家事育児のメインであってもいいし、外注に頼ってもいい。過渡期ゆえに「女性だから」「ママだから」という呪いだけがまだどこか世間の意識として残っている感覚がありますが、今後はどんどん薄れていくはず。

もし家事育児のことで夫に遠慮したり、自分ばかり背負い込みすぎている感覚があったら、一度この呪いにかかっていないか内省してみてもいいかもしれません。

3:よかれと思って先回りする

夫に対してだけではなく、子供に対してもありがちなのが、よかれと思って先回り行動をしてしまうこと。とくにテキパキ動けるタイプや世話焼きタイプに多いかもしれません。

自分がやったほうが早い、となんでも先にやってあげると、夫もそれが当たり前になってしまいます。妻側も別にやりたくてやっているというわけではなく、そのほうが速いからというだけで実はイヤイヤやっているのに、感謝もされず、なんだかモヤモヤ…という事態に。

自分がやったほうが速いことでも、本当は相手に自分でやってほしいことであれば、手を出さずに様子を見たり、言葉で伝えるのが長い目で見たら自分がイライラせずにすみます。

もちろん、自分で先回りして動くことに不満がなかったり、自分が動くときに夫も感謝してくれるタイプであれば、問題はないかもしれません。そうではないのなら、まずは勝手に動くのをやめて話し合ってみましょう。