「犬の目カメラ」の使い方

【無料アプリ「犬の目カメラ」】最初に愛犬の名前と犬種、年齢を設定

アプリをインストールすると、愛犬の設定画面がでてきます。はじめに名前を入力し、犬種(小型犬・中型犬・大型犬から選択)します。

最後に愛犬の年齢を入力し、特定の犬種に該当するかを選択すれば、愛犬の目で見た視界が画面に写ります。

設定はいつでもリセットできるので、多頭飼いの場合も犬種や年齢の設定を変更して簡単に体験できますよ!

衝撃!犬の目で見ると家の中が別世界

【無料アプリ「犬の目カメラ】犬の視界は全体的にぼやけている

今回は我が家の愛犬、12歳の柴犬の見ている世界で実験してみました。

実際に画面に表示される画像を見ると、私たちが見ている景色とあまりに違うことに驚きます。とにかく全体がぼんやりしていてハッキリ見えません。色もフィルターがかかったような感じです。

【無料アプリ「犬の目カメラ」】犬の視界では赤や緑は判別できていないのがわかる

芝生の上に、いつも遊んでいるオモチャを置いてみました。赤は黄色に緑はグレーや青っぽくなっています。

赤いラインの入った黄色のボールは、黄色一色のボールになってしまいました。「犬は地面や草むらにある赤いボールを見つけにくい」と言われるのはこのためなんですね。

散歩の景色もまるで違う!

【無料アプリ「犬の目カメラ」】犬の視界ではピントのあっていないカメラを覗いて歩いているような感じ

少し離れただけで、かなりのものがボヤけてしまいます。つまり、離れた場所にいる飼い主もぼんやりしてしまって見えていないということです。

飼い主から犬は見えているのに、飼い主の姿を一瞬見失っているように見えることがあるのはこういうことなのだと納得です。もしも飼い主が、犬にとって区別がつきにくい色の服を着ていたらますます見えにくくなってしまいますね。

【無料アプリ「犬の目カメラ」】夜になるとさらに見えにくくなっている

「犬の目カメラ」では、夜になるとどう見えるかもシミュレーションできます。同じ道を犬の目で見ると、夜はほとんど見えていないことがわかりました。

写真だけでなく動画も撮影できるので、実際に動いてみるとますます見えにくさを感じます。それにしても、毎日こんなに見えない中でちゃんと歩いていたのかとビックリしました。

我が家の愛犬がキャスターつきのスーツケースを怖がるのがずっと不思議でしたが、得体の知れない大きなものが近づいてくるように見えているのかもしれません。そう思うと、愛しくて守ってあげなくてはという気持ちになりました。

また、階段や段差などを怖がる犬が多いのは、境目が見えにくくて怖い可能性もあるでしょう。愛犬の行動の理由がほんの少しだけわかった気がしますね。