舞台「雲のむこう、約束の場所」の制作記者発表が6日、東京都内で行われ、出演者の辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、高田翔(ジャニーズJr.)、伊藤萌々香(フェアリーズ)、湖月わたる、松澤一之、浅野温子が出席した。
『君の名は。』の新海誠監督の初長編作品『雲のむこう、約束の場所』を初舞台化。主人公の藤沢浩紀を、今年2本目の主演作品となる辰巳が演じ、辰巳のクラスメート白川拓也役を高田、ヒロインの沢渡佐由理を伊藤が演じる。
辰巳は「新海誠さんの作品が舞台化されるということだけで、一ファンとしては驚きだったのに、そこに自分が出演できるなんて、聞いたときから興奮とうれしさで胸がいっぱいです」とあいさつした。
演じる浩紀については「とにかく何事にもいちずな男」といい、「僕も、スイッチが入ると周りが見えなくなるぐらい熱くなるような部分があるので、そんな自分の経験を大切に、藤沢浩紀の人生を背負って舞台に立ちたい」と意気込みを語った。
また、辰巳は現在31歳だが「高校生の青春物語にずっと憧れがあった。あれよあれよという間に後輩がそういう役をやっていくので、いいなあと思っていた。僕はジャニーズに入って20年目。このタイミングで同級生との青春物語ができるのが本当にうれしい」と語り、笑顔を浮かべた。
ヒロイン役の伊藤が「(辰巳さんが)デビューされた年に私は生まれた。11歳ぐらい違う」と明かすも、辰巳自身は高校生役に「抵抗はない」そうで、「それを超えていくのが、お芝居の力!」と気合は十分だった。
事務所の後輩の高田は「辰巳くんとは今回が初めまして。僕は“緊張しい”なのですが、パンフレット撮りのときに、すぐ同級生になれたので良かったです」とすっかり打ち解けた様子。
また「辰巳くんは長ぜりふもすぐ覚えてくるので、僕も負けないように覚えなきゃという感じ」と尊敬のまなざしを向けつつも、「夜に電話をくれる。お芝居の話をしていて結構静かだな…と思ったら『今、公園で台本を読んでいる』って。夜に1人ですよ。心配になっちゃった」と暴露し、辰巳を赤面させた。
舞台は20日~24日、都内・東京国際フォーラムC、5月2日、NHK大阪ホールで上演。