家族が増えた!でも、喜び一杯の影で夫が孤独を募らせているかも
子どもが生まれると、夫婦二人だけの生活から家族という形になります。もちろん、母になった妻は出産を経ただけあって実感を強く伴うものだと思います。
当たり前ですが、夫は出産というプロセスを経ません。そのため、我が子という新しい家族が増えたという心象が強い夫は大多数といっても過言ではないでしょう。
問題なのは、この点です。出産から半年くらいの間は、どうしても妻は新生児の世話にかかりきりになります。
そのことを夫は理性では理解できますが、妻が、新生児の世話で無我夢中になっていると、夫の心は次第に離れていきます。
実録 セックスを拒んで離婚届をつきつけられた妻
実際、私も後輩の女性から相談を受けたことがあります。
夫からセックスを求められて、体調が悪くて拒んだら翌日、離婚届をつきつけられたというもの。
ずいぶん理不尽な話ですが、男性としては彼女の夫の気持ちがよくわかるんです。彼女の夫はセックスを拒まれたから、離婚届をつきつけたのではありません。
おそらく彼女は、子どもが生まれてから半年の間、妻から母になる時間が大多数を占めていて、夫に妻として向かい合う時間を作ることを意識しなかったのでしょう。そういったことが積もり積もって、彼女の夫は爆発したんでしょうね。
実際、私が、彼女の夫が爆発した理由を話すと、彼女は真っ青になっていました。初めての子どもですから、世話に夢中になるのは仕方ありませんよね。でも、時々でいいので、妻と夫に戻る時間を意識して作ることをアドバイスしたところ、離婚騒動は、無事おさまったそうです。
無言のまま、夫が不倫に走ることも……
前述の離婚届をつきつけられたケースはまだいいほうです。夫が怒りを内側にため込むタイプの場合、妻に何も言わず夫が不倫に走ることも。
この場合、第三者を巻き込みますから、解決に導くまでが本当に大変。夫が内側に静かに怒りをためないように次の方法を実践してくださいね。