夫の「疎外感」を取り除くことが産後クライシスの乗り越え方

産後6ヶ月までは、赤ちゃんの世話はとても大変だと思います。特に生後3ヶ月までは、3時間おきに授乳しなければいけません。妻に戻る時間を意識しろといっても無理だと思う人も多いでしょう。

ただ、夫の心が離れていかないために、がんばり過ぎる必要はありません。

たとえば、夫にセックスを求められたとき、体長が悪かったり疲れているからといって拒んでも、夫の心は離れません。肩の力を抜いてくださいね。

夫が不満に思っているのは、妻が子どもばかりのほうを向いていて、疎外感を感じることです。
たとえば、お茶やコーヒーを入れて、会話をするだけでもいいのです。

もし、夫が話したいことがあるようなら、聞き役になってあげましょう。妻が育児のことで聞いてほしいことがあるように、夫も孤独感を深めています。

無理をせず、夫婦が納得できる「夫と妻」に戻れる時間を作る工夫をする。

これが産後クライシスを乗り越える最強の方法です。ぜひ意識して試してみてくださいね。

福岡県北九州市生まれ 93年から週刊誌・書籍のライターとして活動。救急医療の現場取材・社会保障問題といった社会派な記事から料理、食べ歩き、映画論評まで執筆ジャンルは様々。児童文学作品を上梓する傍ら、フードコーディネーターとしてメニュー開発なども行う。近著に「さぼちゃんのおぼうし」「うちの職場は隠れブラックかも」。ブログ