「低糖質かつ高タンパク質の食事」と「筋力トレーニング」を柱に理想のボディメイクを目指す完全個室のパーソナルジム・RIZAP。

RIZAPでボディメイクを果たした芸能人も多く、CMなどで目にするビフォーアフターに度肝を抜かれることはしばしばです。

そんなRIZAPから、女性の悩みに特化した最先端ボディメイク事業「RIZAP WOMEN」が誕生。産後ママを筆頭に、多くの女性たちが専門家による食事指導のもと、トレーニングに励んでいるのだとか。

「RIZAP WOMEN」事業チームの正井大紀さん

そもそも、産後太りはそう簡単に解消できるの?授乳中でも低糖質ダイエットってできるの?

「RIZAP WOMEN」事業チームの正井大紀さんに、産後ママの気になる質問に答えてもらいました。

産後太りの原因と産後は痩せやすいワケ

産後の脂肪に悩まされるママは多い

――妊娠期間中に10kg前後増えた体重が、出産後、「5キロ増えたまま」だとか「あと3キロどうしても戻らない」などと言った声を耳にします。産後ママが効率的に痩せる方法はあるのでしょうか。

正井さん「まず初めに、産後なぜ痩せないかということについてお話ししましょう。

ひとつ目に、妊娠中の食習慣をそのまま引きずっており、食べグセがついているパターンですね。次に、妊娠期間に運動ができなかったことで基礎代謝が低下しているパターンが挙げられます。それから、これは産後ママに限りませんが、ストレス。太る方のほとんどが、ストレスを食にぶつけているということが言えます。

この3つを改善できれば、産後ママでも効率的に痩せることができるんです」

――産後は「痩せやすい」と聞いたのですが、本当でしょうか。

正井さん「はい、本当です。妊娠中は水分や脂肪を溜め込みやすいのですが、この時期についた脂肪は特殊でして、脂肪の中でも特に水分が多いのです。水分が多い脂肪は落としやすいと言われています。

ところが、それを放っておくと、水分の多い脂肪が普通の脂肪に変わってきて、落としにくくなります。ですから、産後に正しいダイエットをするのは効果的だと言えますね」

――産後、最もダイエットに適している時期はいつですか。

正井さん「産後半年までの期間です。この時期は食べたものは母乳に優先して使われるので、脂肪を溜め込む暇がありません。痩せやすい時期にダイエットをすることで、波に乗っていけるんです」

母乳栄養で痩せるママと痩せないママとの違い

母乳をあげていても痩せないのは代謝力の低下が大きな要因

――確かに母乳栄養中にげっそりするお母さんはいらっしゃいますが、一方で、母乳をあげているのにちっとも痩せないというお母さんもいらっしゃいます。その違いは何なのでしょうか。

正井さん「おそらく基礎代謝の違いです。なかなか痩せないという方は、思っている以上に基礎代謝量が低くなってしまっているんでしょうね。

基礎代謝量は女性で1000キロカロリーくらいあると平均的だと思うのですが、なかには800キロカロリーくらいの方もいらっしゃいます。わずか200キロカロリーの差だと思っても、30日間積み重ねたら大きな差になってしまうんですね。

基礎代謝量が高ければそれだけエネルギー消費が多いということになりますから、1000キロカロリーと800キロカロリーの人が同じ量を食べていたら、当然、800キロカロリーの人の方が脂肪もつきやすいということです」