たるんだ二の腕や、だらしないお腹まわりが目立たないようにと、ファッションでカバーしているママもいるかもしれません。
そんなママたちは必見!
医学博士の日比野佐和子さんによる『39種類のダイエットに失敗した46歳のデブな女医はなぜ1年間で15kg痩せられたのか?』より、多くのダイエットを経験した著者ならではの「ダメだったダイエット」と「よかったダイエット」をそれぞれ5つ、紹介します。
真似したらNG!ダメだったダイエット
1.ポッキーダイエット
日比野先生が高校時代に大好きだったというアーモンドポッキーを食事がわりにとるダイエット(?)を続けていたところ、下半身太りを引き起こしたという結果に。
正直、名前からして絶対に痩せるワケがないと思ってしまいましたが…お菓子を食べるぶん、食事をとらなければいいんだ!という考え、陥る気持ちもわからなくはありません。
でも、他の栄養素をとらずにお菓子ばかりはもちろんNG。
お菓子にはショートニングというトランス脂肪酸を含むものが使われていることもあり、代謝を下げ、悪玉コレステロールを増やします。これが、お腹ポッコリや、下半身太りの原因になるそう。
さらに怖いことに、動脈硬化や発がん性の恐れもあり、健康面で悪いことばかりなので、絶対にやめたほうがよさそうです。
2.下剤ダイエット
たくさん食べたなら、たくさん出せばいいんだ!…ということで下剤を大量に飲むダイエット、これも聞くだけで何か悪い予感がしますね。
案の定、日比野先生はダイエット目的で規定より多く下剤を服用していたことで、「大腸メラノーシス」になってしまったそう。
どんな状態かというと…下剤は腸の粘膜を刺激して強制的にぜん動運動を起こして排便を促すもの。その刺激によってメラニンが分泌され、腸の粘膜に色素沈着して「腸内がシミだらけ」の状態に!
さらに下剤で空っぽになった腸は吸収率が高くなり、かえってその後の食事を吸収しやすくなって、これもお腹ポッコリの原因になることも。
3.補正下着ダイエット
補正下着はその名の通りスタイルを補正してキレイに見せてくれる下着ですが、着るだけで痩せるものではありません。
体を圧迫するので、血流のめぐりが悪くなって代謝が落ちる危険性も…。
日比野先生は、帰ってきて補正下着を脱いだ解放感から気持ちがゆるんで逆に暴食してしまったとか。
お値段もはるわりに、ストレスもたまって後悔したダイエットだったようです。
4.すいかダイエット
一時的に体重は落ちたものの、あっさりリバウンドしたというこのダイエット。
基本的には、人間の体はいろいろな栄養素でできているので、「◯◯だけ」というような一食置き換えダイエットは一時的に体重は落ちても不健康な痩せ方をしてしまい、日比野先生はオススメできないとのこと。
ただ、すいかそのものは、抗酸化作用があり、アンチエイジングの面からも良い食材。適量でとれば、まったく問題ありません。
5.サランラップダイエット
はやったのでご存知の方も多いかもしれません。
細くしたい部分にサランラップを巻くことで、サウナスーツのように発汗作用を高めて痩せるというダイエットです。
高校時代にトライしたという日比野先生ですが、現在になってわかることは、「サランラップを巻いただけで発汗作用はない」ということだそうで…。
かえって、皮膚呼吸を妨げたり、血流を悪くしてしまったりするので、健康面からオススメできないということです。