「共通ポイント化」が進むPayPayポイント。とりあえずためておくと得するかも?

【連載・住まい選びとマネー論・7】 PayPayは10月11日から、PayPayアプリのトップ画面などに表示される「PayPay残高」表示方法を変更した。これまではPayPayマネー+PayPayマネーライト+PayPayポイントの合計だったが、PayPayマネー+PayPayマネーライトの合計に変わり、ポイントは、PayPay残高とは別の扱いとなった。

「共通ポイント化」が進むPayPayポイント

決済利用やキャンペーンなどで付与されるPayPayポイントは「支払いに使う/貯める/運用する」の3通りから選ぶことができ、UI改善の一環として、今年6月以降、ワンタップして支払い画面を表示すると、決済ごとに「ポイントを使う/使わない」を簡単に設定できるようになった。「貯める」を選んでたくさんポイントをためると、一定額までためてから「PayPay資産運用」にまとめて預けたり、9月に実施していた「PayPayポイント使っておトクキャンペーン」のようなポイント利用キャンペーンに参加したりと、ポイントを柔軟に活用できるため、「Tポイント」や「楽天ポイント」といった他の共通ポイント同様、1ポイント1円以上の価値で消費できるチャンスに備え、「支払いに使う」ではなく、「貯める」をおすすめしたい。

ちなみにJR東日本が今年10月1日から開始した新たなポイントプログラム「JRE POINTステージ」では、「ステージ3/4」の条件の一つに「期間中1000ポイント/3000ポイント以上利用」があり、ポイントをため続けるだけではなく、お店やサービスでポイントを使ってこそ高いステージ(ランク)を獲得できる仕組みとなっている。

またPayPayは、「PayPay」アプリの「スーパーアプリ」化の一環として、PayPayアプリの「ウォレット」の大幅リニューアルも行った。アプリのトップ画面下部からアクセスできる「ウォレット」の画面だけで「PayPay銀行」の残高や「PayPay資産運用」の評価損益、「PayPayカード」の利用状況が確認できるようになり(PayPayカードの利用金額と請求金額の表示は10月下旬以降の予定)、PayPayブランドの金融サービスしか利用していない人なら、一目で資産状況をチェックできる。特にPayPayカードとの連携は便利で、ソフトバンクの「ペイトク」プランとは別のアプローチで、PayPayカードの新規入会・利用促進を図る取り組みといえるだろう。

今回の二つのリニューアル・UI改善で、PayPayアプリ上で「PayPayポイント」と「PayPay残高」が明確に区別されるようになり、PayPayポイントが「ポイント」だとわかりやすくなった。PayPayは、今秋から加盟店に対する販促支援の取り組み「PayPayポイントアップ店」も開始している。第1弾「ウエルシア」では、毎週月曜日にウエルシアの店舗で「ウエルシアグループアプリ」からPayPayで支払うと、通常の決済時のポイント付与率に1%上乗せし、誰でも1.5%、最大3%のPayPayポイントがたまる。常時ポイントアップではないため、”月曜日はウエルシアグループアプリ内のPayPayで”と覚えておくと分かりやすい。

「5周年記念レター」を期間限定で配信中

PayPayは10月31日まで、PayPayの利用状況を分析し、ユーザーごとにこれまでのPayPayの利用状況や還元状況を振り返る「5周年記念レター」を配信している。これによると、PayPay決済は現金での支払いと比較して1回あたり11秒(社内調査による)も節約できるという。PayPayのメリットは、会計時間の短縮より、お得さ、つまりポイント還元だという意見が多数派だと思われるが、5周年を迎え、「使いやすさ」や「一元管理の分かりやすさ」、そして「PayPayポイントをためるとお得」というメッセージを打ち出したPayPayの次の一手に注目だ。(BCN・嵯峨野 芙美)

FPライター・sfmi

神奈川県生まれ。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。本連載では、

街・人・お金に関する情報を中心に取り上げていきます。

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