【BIGBANGが頭上を抜ける!? そして歴史を振り返る“あるいる”ステージ】

ソロ・パフォーマンスで熱くなったステージを『Tell Me Goodbye』でクールダウン。続く『LOVE SONG』では、アリーナに突き出たセンターステージが浮上し、可動ステージにチェンジ。

アリーナ席の観客の頭上をスライドしながらアリーナ後方へと移動するという、この壮大な光景に会場は大興奮。また、ステージ上では、端に腰を掛けて足をブラブラさせたり、じゃれあったりするメンバーの姿が観られるなど、普段見られない光景にも会場は狂喜乱舞していた。

このライブでは、これまでにない試みも。D-LITEが「新人の時の歌を歌います」と切り出すと、SOLが「BIGBANGの歴史を振り返る“あるいる”ステージです」と紹介。

V.IとD-LITEに助けられながら、T.O.Pがつたないながらも日本語で「それ(過去)が“ある”から、今、BIGBANGが東京ドームに“いる”」と説明し、2006年に韓国でリリースした2ndシングル『LA-LA-LA』、3rdシングル『BIGBANG』、1stアルバム『BIGBANG Vol.1』の収録曲『SHAKE IT』をメドレーで披露。活動の軌跡を辿る映像も公開し、ファンを喜ばせた。

【個性がキラリ ソロ・ステージ(2)SOL~G-DRAGON~T.O.P】

G-DRAGON 
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次のソロ・ステージのトップを飾ったのは、本名の「トン・ヨンベ」コールに導かれ登場したSOL。『ONLY LOOK AT ME & WEDDING DRESS』のメドレーで甘いR&Bを聴かせ、セクシーなパフォーマンスを披露。

そして、「あのね、僕の新曲が出ましたが、聴きました?」とさりげなくアピールし、会場に掛け声を促すとそのまま昨年11月に韓国で発売した『RINGA LINGA』へ。ダンサーを従えながら、ほとばしる汗をものともせず、キレのあるダンスで魅せた。

続くステージには、ヒョウ柄のファーコートをまとったG-DRAGONが登場。昨年はソロで日本4大ドーム・ツアーも行ったG-DRAGONは、余裕すら感じさせる圧巻のステージを展開し、『CRAYON』で会場を一気に熱狂の渦に巻き込んだ。

 11月にリリースした日本ソロ・デビューアルバム『COUP D'ETAT [+ONE OF A KIND&HERTBREAKER]』がオリコンのアルバム週間チャートで2位を獲得したことから、「いい成績を残せました。これからもヨロシクね」とファンに感謝。

そして、「TOKYO, Ready?」とあおり、『ピタカゲ(CROOKED)』で会場を一体に。「ジャンプ、ジャンプ」とドームをクラブ化して揺らした。

興奮冷めやらぬ会場をさらに熱くしたのはT.O.P。スクリーンに、11月に韓国でリリースしたソロ配信シングル『DOOM DADA』のミュージックビデオが流れると、観客はひときわ大きな歓声を上げた。

黒いハットにスカイブルーの上下スーツ、そして巨大マイク(!)を背負ったT.O.Pは『TURN IT UP』を歌いながら登場。『DOOM DADA』も披露し、高速ラップと独特の世界観に引き込む重厚感に満ちたラップを会場いっぱいに響かせるとさらなる熱狂の渦へ……。