【やっぱり5人が一番! 5つの個性が生む相乗効果】

個々の能力を生かしたステージも最高だが、やはり5人が集結すると果てしないパワーが発揮されるBIGBANG。ふたたび5人のステージに戻ると、フィナーレにかけて怒涛の展開が待っていた。

『TONIGHT』『FEELING』『LAST FAREWELL』と盛り上がらないワケがない楽曲をノンストップでたたみかける。『FANTASTIC BABY』では、誰もが「BOOM SHAKA LAKA」と声をそろえ、ドームは一体感と高揚感で沸いた。

いよいよ、あと2曲を残すのみ。熱気と興奮の余韻の中、メンバーは今日の公演を振り返り、SOLは「これまでのコンサートの中で一番熱かったです。反応が良かったら、何時間も…最初からライブをします」と宣言。V.Iは「ファンの皆さんの応援に、“やられたらやり返す! 繰り返しだ!”」と流行語をアレンジしてアンコールを約束した。

D-LITEからは「来年はBIGBANGのアルバムが出るカモ」とうれしい予告も。手首をまげて鴨(鳥)の頭のようにしながら、親指と4本の指を使ってパクパクさせ、「僕のソロもあるカモ。それで、来年また何かあるカモ…カモ…カモ…。この“カモ”をよろしくお願いします」と笑いを誘った。

そして、G-DRAGONは「年末を日本の皆さんと一緒に過ごせて幸せです。BIGBANGと一緒に歌うことが出来てうれしいです。ステキな東京ドームのステージに立って、皆さんと一緒に楽しむ、この時間が、僕とメンバーには何よりも大切な瞬間です。心から感謝しています」としみじみコメント。語らずとも、ステージを観れば5人の絆は感じられるが、やはり言葉にされるとうれしいもの。会場を和やかな雰囲気で包んだ。

一言の効果が抜群なT.O.Pは「ヤバイです」とぽつり。続けて「BIGBANGが久々に集まったことがうれしいです。本当に幸せな時間でした」と振り返った。

さらに、メンバーと会場に促され、V.Iが、自身が出演したUULAのオリジナルドラマ『指恋(ゆびこい)~君に贈るメッセージ~』の主題歌『空に描く思い』をアカペラで披露する一幕も。歌いながらG-DRAGONに近づいていくと、G-DRAGONが突然V.Iをがっつりハグ。歌い終えてもハグし続けるG-DRAONに、V.Iはたまらず「GDさん、ちょっと変な気持ちになるから離れて…」と、会場の爆笑をかっさらった。