鈴木亮平が主演する日曜劇場「下剋上球児」(TBS系)の第3話が、29日に放送された。弱小野球部が甲子園を目指す3年間の軌跡を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描くこのドラマは、『下剋上球児』(カンゼン/菊地高弘 著)にインスピレーションを受け企画されたが、登場する人物・学校・団体名・あらすじは全てフィクション。(*以下ネタバレあり)

 南雲(鈴木)は「教員免許を持たずに高校教師をしていた」という衝撃の事実を山住(黒木華)に打ち明けた。南雲は年度いっぱいで教師を辞めるつもりで、野球部の監督もこれ以上は続けられないという。星葉高校との練習試合で惨敗したものの、チームの今後に可能性が感じられた矢先の南雲からの告白に山住は激しく動揺する。

 そんな中、バッティングセンターで地元の会社員に絡まれた越山高校の生徒たち。野球部主将の日沖(菅生新樹)の弟で南雲のクラスの生徒である壮磨(小林虎之介)が相手の挑発に乗ったことで、不可抗力ながら暴力事件へと発展してしまう。

 一方、南雲は自分が教員免許を持っていないことを妻の美香(井川遥)に告げようとするが、逆に美香から、以前勤めていた東京の会社から1年間だけの復帰を望む声がかかっていることを聞かされ、自分のことが話せなくなる。

 放送終了後、SNS上には、「無免許が許せるのか許せないのかってめちゃくちゃ意見が分かれるところだよね」「南雲先生どう収めるの? ハラハラするよ」「監督は教員免許なくてもできるから監督だけやるのか」など、教員免許を持たずに教師をしていた南雲の今後についてのコメントが集中した。

 一方、南雲を慕う部員たちについて、「部員たちが南雲先生を探している姿に胸がギュッとなった。南雲先生が練習に出てこなくても練習のメニューや改善点を、南雲先生が見てくれていることを分かっている部員たち。南雲先生と越山野球部の下剋上から目が離せない」といった意見もあった。

 またラストに、南雲の大学時代の知人が現れたことから、「いよいよ大学時代の知人が出てきて、南雲の教員無免許が世間に大々的にばれるのかばれないのか、何か逆転下剋上技がくるのか、ドキドキハラハラしながら最終回まで見守れということ?」「山住先生を巻き込んで しかも恩師(松平健)にも無免許がバレれるとか…。想像の斜め上をいく展開があるんだろうなきっと。それにしても南雲先生、罪深いにもほどがあるよ」などのコメントもあった。