元気なときは、励みになるSNS。
でも、メンタルが下向きのときに見ると、ちょっと大変。
許可していないのに、勝手に繰り広げられる幸せ自慢。情報とどう向き合うか、どう処理していくかは、今のデジタル時代を過ごしていくうえで重要な課題です。
そもそも、SNSを完全に卒業できたら、もっと広い世界が待っていそう。
今回は、SNSを卒業するメリットについて、筆者の体験を元に考えてみました。
夜に不安になる要素が減った
筆者は仕事上、完全にSNSを離れることはできないので、期間限定でやめてみることに。まずは夜だけでも離れようと、夜間限定でSNSの世界から離れてみました。
最初のうちは、習慣というより、ある種のクセで携帯をチェックしてしまいますが、2日も経つと、少しずつ慣れ始めます。夜だけでもSNSから離れてみて改めて思ったのは、不安要素がかなり減ること。
たとえば今までは、仕事を終えて、これから自分の時間と決めたはずなのに、携帯越しに繰り広げられる結婚・子ども自慢を見ては「私って本当にこのままでいいの?」と思うときがたくさんありました。
夜にSNSを見なければ、そこでどんなに幸せ自慢が繰り広げられていても、見ない限り情報は入ってきません。
昼間に見るのと、夜に見るのとでは、同じ情報の受け取り方も感情の処理の仕方も変わってくるのだな、と思いました。
SNSが原因で彼や友達ともめなくなった
今までSNSをきっかけに友達や恋人ともめたことはありません。たださすがに、自分が失恋したタイミングで結婚・出産報告をされるのは、かなりつらいものがあるなとは感じました。
それで友人に対しクレームをつけたとか、縁を切ったとか、具体的な行動には移さなくても、SNSをきっかけに少し疎遠になるケースは多々あるのではないのでしょうか。SNSを見る時間を少しずつ多くすることで、まずこういったしがらみがあまり気にならなくなりました。
自分と深く向き合う時間も多めにとれて、結婚や出産自慢が目に入らなくなって大分、精神的にも楽になれたのです。
たとえ自分の知らない世界で、自慢大会が繰り広げられようとも、そこから離れることが今の自分にとって一番楽になれるなら、SNSから完全に卒業するのもありだなと、ふと思いました。