5:離婚後の生活に必要な資金を試算する

熟年離婚をすると、一般的に女性の方が経済的に安定しづらくなるというデメリットがあります。そのため離婚後、生活費はどれくらい必要なのかを計算しておくことが大切です。

前項にあるように、離婚に際しては財産分与があるほか、婚姻期間中の保険料納付額に対応する厚生年金を分割し、それぞれ受け取ることができる制度(年金分割)もあります。

それらを踏まえて、自分の生活がやっていけそうか試算してみてください。自分が家を出て行く場合は、賃貸物件を借りるのか、実家に戻るのかによっても費用は大きく異なります。

6:専業主婦であれば、仕事を探す

専業主婦であれば、離婚後の生活を見据えて仕事探しをしておくのも準備の一つ。

まずはパートなどから始めてみるのがおすすめ。定期的な収入があることで、離婚後の生活の見通しも立ち、精神的な支えにもなるはずです。

資格取得のために勉強を始めるのもよいでしょう。

いかがでしたか。

離婚の準備は精神的にも大変なものではありますが、残りの人生をよりよいものにするために一つ一つこなしていくしかありません。弁護士などの専門家にも相談しながら進めてみてください。

ライター。音楽系の出版社で6年間勤務した後、かねてからの目標であったアメリカでの短期留学を果たし、現地でフリーペーパー制作のボランティアを行う。帰国後は、実用書を扱う出版社にて女性エッセイや心理本などの編集を担当。その後、ライターとしての活動を始める。北欧のヴィンテージ食器が好き。